2025/05/14

Taiwan Today

観光

台湾の四季を味わう、おいしく楽しい果物狩り

2012/12/04
台湾は一年中を通じ、次から次へと、旬のフルーツが絶えることはない。(行政院農業委員会サイトより)
台湾は一年中を通じ、次から次へと、旬のフルーツが絶えることはない。そして、どの地域にも、地元ならではの観光農園がある。北部なら、新北市・八里の文旦(ブンタン)園、桃園・拉拉山のモモ園、苗栗・大湖のイチゴ園。中部なら南投・風櫃斗の梅園、高雄・内門のリュウガン・ライチ園。東部なら、台東・卑南のバンレイシ(シャカトウ)園など。季節ごと、地域ごとに異なる果物狩りの楽しみがある。統計によると、現在、台湾全土の観光農園で採集できるフルーツは極めて多様で、モモ、スモモ、ナシ、イチゴ、トマト、柑橘、ブンタン、オレンジ、ブドウ、マンゴー、ワックスアップル(レンブ)、ライチ、リュウガン、スターフルーツ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、バンレイシなどがある。

農園では果物狩りができるほか、さまざまな手作り体験プログラムも実施している。現場で取れたてのフルーツを使い、ジュースやジャム、シロップ漬け、ドライフルーツを作り、入園者が自分で手を動かして手作りの楽しさを味わうことができる。また、地場産業や地元ならではの食文化、宿泊施設、エコツアー、歴史・文化のガイドなどと合わせ、訪れた人は素晴らしい自然の中で果物狩りを楽しめるほか、その土地により深く触れることもできる。

 

つやつやとして真っ赤に熟したワックスアップル。(行政院農業委員会サイトより)

観光農園はほとんどが、果物が8割~9割程度熟したときになってから、開放される。つまり、このタイミングでは果実が大地の恵みをいっぱいに蓄え、これを自ら採って食べると取り分けおいしい。フルーツを摘む楽しさと達成感に加え、めったに体験できない田舎の生活に触れ、自然や生態系に関する知識も吸収することができるのである。

台湾は、さまざまな種類のおいしい果物であふれている。どの季節に訪れても、おいしいフルーツがたっぷり楽しめる、観光農園を一度尋ねてみてはいかがだろうか。

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