2025/05/03

Taiwan Today

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台湾の龍眼花蜜の甘さをお試しあれ

2013/08/09
大崗山の龍眼花蜜。今年の生産量は少ないが、価格は据え置きで多くの人に楽しんでもらうという。(高雄市政府サイトより)
「2013年高雄市大崗山龍眼蜂蜜文化フェスティバル-夏の蜂パーティー」がスタートした。8月3日、4日、10日、11日の四日間、午前10時から午後6時まで、台湾南部・高雄市大崗山風景区の駐車場で開催されている。日本のNPO法人、日本アピセラピー協会も参加。 台湾の蜂蜜には龍眼花蜜、ライチ花蜜、百花蜜などがあり、中でも龍眼花蜜は瑞々しく肌を潤すことで人気が高い。 台湾の龍眼花蜜のうち7割以上は高雄市大崗山で生産される。大崗山地区は日本占領時代から山全体に龍眼(リュウガン)の樹が植えられ、石灰岩の特殊な地形が特に香り高く甘い龍眼を生み出す。このため、それによって出来る龍眼花蜜も他の花による蜂蜜に比べていっそう濃厚な香りと柔らかな口当たりを持つ他、固まりにくい特質で、「蜜の絶品」だといえる。 毎年春の初めになると大崗山地区では山一杯に龍眼の花が咲き、金色や銀色に見える小さく、香り高い花々は人々をひきつける。龍眼の香りが付近一帯に広がる満開の時期こそ、年に一度の龍眼花蜜の収穫期である。 純粋な蜂蜜は香り高く、甘酸っぱい風味を兼ね備える。色つや、濃度、蜜の味は時期によって異なり、泡が少ないほど品質がよい。龍眼花蜜は気候の影響も受ける。高雄市農業局によると、今年の龍眼花蜜は収穫期に雨が続いたため、生産量は昨年のわずか3割だが、消費者は高品質の龍眼の花による蜜を楽しめるという。

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