2025/08/16

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平渓のビッグイベント、スカイランタンフェスティバル

2014/02/07
「平渓スカイランタンフェスティバル」には毎年、多くの人が訪れ、さまざまな絵柄のランタンに自分の名前や願いごとを書き入れ、火をともして空に放ち、願いがかなうよう祈る。(中央社)

元宵節(旧暦1月15日、今年は2月14日)に台湾北部、新北市平渓区で毎年開かれる「平渓スカイランタンフェスティバル」は、観光の見どころとなる行事になっている。この時期になると毎年、多くの人が訪れ、さまざまな絵柄のランタンに自分の名前や願いごとを書き入れ、火をともして空に放ち、願いがかなうよう祈る。つまり、天に幸せを祈るという楽しいイベントになっているのである。

スカイランタン(天燈)は「孔明燈」とも呼ばれる。これは三国時代の諸葛孔明(諸葛亮)が、戦いの通信用に発明したものとする説があるからである。もしくは、その外形が諸葛孔明が肖像でかぶっている帽子によく似ているから名付けられたともいわれる。天燈は紙をのりで張り合わせたもので、骨組みの土台には針金が十文字状に渡してあり、そこに灯油を浸した脱脂綿や紙、布がくくりつけられている。空に放つときは、この部分に火をともし、中の空気が熱せられることでランタンが上に舞い上がるのである。

言い伝えによると、赤いランタンは平安と幸せを祈り、金運を招くことを意味する。オレンジ色のものは幸運に恵まれ繁栄することを意味する。黄色は学業と恋愛の成就、青色はすべて順調に成功がやって来ること、紫色は仲むつまじく一生添い遂げること、ピンク色は夢がかない思い通りになること、2色のものは誕生日を祝い充実すること、桃色は恋愛の成就と愛情が続くこと、白色は前途明るくとんとん拍子に出世することを願うものだといわれている。

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