2025/05/12

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台湾鉄道「花東」区間の電化完了、7月1日に営業開始

2014/06/10
台東県の人たちにとって念願の花蓮-台東間の電化が完成。台湾東部の移動が大幅に便利になる。写真は台東まで乗り入れるプユマ号。(行政院サイトより)
在来線・台湾鉄道で台湾東部・花蓮と南東部・台東を結ぶ「花東」区間の電化工事が完了、7月1日に電化区間に生まれ変わって営業運転を開始する。7月1日から5日までは試験営業期間として2割引に。 中央通訊社(通信社)の報道によると、交通部(日本の国交省に相当)の葉匡時部長(大臣)は先ごろ、民間全民テレビニュースのインタビューに対し、同電化工事は予定より9ヶ月前倒しで完成、花蓮・台東地域にとって40年来の重要な出来事だと話した。葉交通部長はまた、昨年台湾を訪れた海外の旅行者は延べ802万人だったと指摘、「花東」区間の電化により、今年は延べ900万人以上が見込めるとしている。 葉交通部長はまた、「花東」区間電化によるCO2削減効果は、台北市にある大安森林公園が1年間に吸収する量の28個分に相当し、エネルギーを17%から18%節約できると説明。また、沿線の小さな駅が民宿などの資源を活性化させると共に、各地の特色と地元の著名な芸術家の作品を結びつけることで、地元住民に200億台湾元(約701億2600万日本円)の経済効果を生み出すと期待した。

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