2025/05/15

Taiwan Today

観光

宜蘭で日本建築めぐりの旅を

2015/01/23
宜蘭文学館の外観。金城武さんが主演したコマーシャルが放送されると、一躍有名になり、今では多くの観光客が訪れるスポットに。(宜蘭文学館サイトより)
台湾では各地に数多くの日本建築が残っている。近年、これら古い建物を「茶芸館」(ウーロン茶などを利用者自身が淹れる形で飲ませる喫茶店)やコーヒーショップ、民宿などに改造するブームが起きており、これら日本の様式で建てられた場所で、お茶を飲みながら、レトロな雰囲気や異国情緒を楽しめるのである。

雪山トンネルが開通し、自動車ならば、台湾北部の台北から1時間ほどで北東部の宜蘭県に着けるようになった。これにより、休日を利用して宜蘭県を観光に訪れる台北市民がますます増えている。宜蘭の日本建築のうち、「宜蘭文学館」は著名な俳優、金城武さん主演のコマーシャルのロケ地となったことで広く知られるようになった。同文学館の主な展示スペースは、宜蘭県指定の歴史建築、「旧農校校長宿舎」である。現在は一般公開され、お茶が飲めるようになっている他、不定期に文学講座が行われている。

また、「宜蘭設治記念館」は、日本占領時代の「宜蘭郡郡守宿舎」である。現在は清朝からこれまでの宜蘭県に関する文物や歴史資料が展示されており、宜蘭県の歴史と文化を理解するためもってこいの場所になっている。

宜蘭県の頭城駅(台湾鉄道)付近にある「文創頭囲園区(パーク)」は、かつての同駅旧宿舎で、パーク内には文化と歴史に関する展示スペース、創意ワークショップの他、古い建物を利用した喫茶店も設けられている。

ご興味のある方は下記のリンクもご覧ください。

宜蘭文学館
http://literature.ilccb.gov.tw/

宜蘭設治記念館
http://www.lanyangnet.com.tw/ilpoint/il02/index.asp?url=link1.htm

文創頭囲園区
http://yilancamera.e-land.gov.tw/place/view.php?cid=7&id=56

 

ランキング

新着