蔡英文総統は8日午前、台湾北部・基隆市にある「陸軍三支部八堵油料分庫」と「海軍131艦隊」を相次いで視察した。また、正午には「海軍131艦隊」、「基隆通信隊」、「陸戦隊警四連」の士官・兵士たちと食事をして「加菜金」(ねぎらいや感謝の気持ちを込めた慰労金)を手渡した。
蔡総統は食事前の挨拶で、「国軍の士官・兵士たちが24時間体制で、強い海風と寒さに耐え、我々のために領海を守っていることについて、国民を代表して感謝したい。131艦隊は平時より中国の艦艇の動向を監視し、離島の馬祖列島の東引、馬祖島への物資補給、護衛を担当している。災害発生時には直ちに出動し、救援に当たるなどその責任は重大だ」と述べた。
蔡総統は続けて、「昨年台湾は艦艇の国産化で大きな成果があった。沱江級コルベット艦を改良した『塔江』が今年1月に就役し、引き継ぎの兵士らが訓練を実施しているが、これも成果の一つだ。こうした高い機能を持つ軍艦が加わることは、131艦隊にとって『如虎添翼(=鬼に金棒の意味)』となるだろう」と述べた。
また、海軍の基地である「威海営区」は現在移転工事を行っており、このほど第一期工事が完成したばかり。蔡総統は、後続の工事についてもスピードアップすることを約束した上で、「より新しい、より現代的な装備と宿舎を提供し、131艦隊の戦力をさらにレベルアップさせたい」と述べた。
蔡総統はまた、2月に国防部長(=日本の防衛相に相当)に就任したばかりの邱国正氏について、「邱部長が既存のプロジェクトを執行する中で、今後三軍の合同作戦能力をさらに高め、『全民国防(=全国民参加の国防)』を展開し、『重層嚇阻(=多重の威嚇・抑止)』という戦略目標を達成するよう期待していると述べた。