中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は7日、ベトナムからの到着便の乗客全員について、即日から5月6日までの1か月間、搭乗前2日以内に発行された新型コロナウイルスPCR検査の陰性証明に加え、搭乗前6時間以内の抗原検査の実施を義務付けることを決めた。対象となるのは、ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブー・エアウェイズの3社。搭乗前の抗原検査については、各航空会社が監督、指導、実施する。
台湾では現在、海外からの旅客に対し、搭乗前2日以内に発行されたPCR検査の陰性証明を提示するよう求めているほか、欧米、中東、ニュージーランド、オーストラリア、インド、東南アジア、韓国からの到着便については、旅客全員を「空港検疫(台湾の空港に到着後、PCR検査を実施する)」の対象としている。しかし、そのうちベトナムからの旅客については、「空港検疫」での陽性率が非常に高いことから、さらに搭乗前6時間の抗原検査を義務付けることを決めた。
中央感染症指揮センターでは、「海外からの旅客が増え、台湾は海外からの新型コロナウイルス侵入という脅威に依然さらされている。海外から入国する旅客は、定められた検疫・防疫措置をしっかりと守り、市中の安全維持に努めて欲しい」と呼びかけている。