2025/09/10

Taiwan Today

政治

カナダ・ブリティッシュコロンビア州人権裁判所長、国家人権委員会を訪問

2024/05/24
国家人権委員会の陳菊主任委員は22日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州人権裁判所のエミリー・オーラー所長の表敬訪問を受けた。陳菊主任委員とオーラー氏は、人権問題、陳情の申し立てのメカニズムなどについて双方の経験を共有し、実務的な議論を行った。(監察院)
国家人権委員会の陳菊主任委員は22日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州人権裁判所のエミリー・オーラー所長の表敬訪問を受けた。国家人権委員会は昨年10月、ブリティッシュコロンビア州人権裁判所を訪問した際、オーラー氏と人権問題に関する陳情の受理、調停、救済の方法、先住民族による陳情等について、経験を共有し、互いに学習した。陳菊主任委員は、オーラー氏の訪問を受けて、人権問題、陳情の申し立てのメカニズムなどについて双方の経験を共有し、実務的な議論を行った。
 
陳菊主任委員は、台湾の国家人権委員会がより効率の良い陳情受理のメカニズムを確立するために尽力し、人権侵害問題に対応していることや、台湾はカナダと同様に先住民族がおり、似たような問題に直面していることなどを説明。国家人権委員会は先住民族の歴史や移行期正義の問題に関心を寄せており、カナダの人権機構との相互訪問を通して、問題の解決能力を向上させていきたいと期待を寄せた。
 
陳菊主任委員はまた、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーなどの地域には多くの台湾出身者が住んでおり、ブリティッシュコロンビア州人権裁判所とともに人権問題改善のために努力できることを楽しみにしていると語った。
 
オーラー氏は、2020年に発足された国家人権委員会が、これほど短期間にさまざまな成果を挙げていることに敬意を示し、「台湾は国際人権条約の順守や、政府との対話、個人案件の処理への協力など、参考や学習に値するものが多い」とした上で、自身は台湾先住民族の移行期正義の問題にも関心があり、これはカナダが裁判以外の紛争解決方法を手続きに組み込む方法を模索する上で、非常に参考価値があるものだと述べた。
 

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