2025/11/09

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現金1万元の一律給付、口座での受取は11/5からネットで登録

2025/11/05
内需拡大を図ることを目的とした、すべての国民及び一部の在留外国人などを対象にした現金1万台湾元(約5万円)の一律給付が今月からスタートする。特設サイトでは5日から受け取り口座の登録が始まった。(特設サイトスクリーンショット)
内需拡大を図ることを目的とした、すべての国民及び一部の在留外国人などを対象にした現金1万台湾元(約5万円)の一律給付が今月からスタートする。口座入金による受取を希望する場合は、きょう(11月5日)から特設サイト(https://10000.gov.tw/)で登録を受け付ける。
 
◆給付対象
1.中華民国(台湾)国籍を有する国民(2026年4月30日以前に台湾で生まれ、出生届を提出した新生児を含む)
2.居留許可を取得した無戸籍の国民
3.「永久居留証」(APRC)を取得した外国人
4.中華民国(台湾)国籍を有する国民と結婚し、かつ居留許可を取得した外国人配偶者(中国・香港・マカオ出身者含む)
5. 政府機関が公務で派遣した在外職員と中華民国籍を有するその家族
 
◆受領期間
2026年4月30日まで。ただし、2026年4月に生まれた新生児は2026年5月22日まで。10月23日以降に亡くなった人も、上記の資格を有している場合は遺族が代理で郵便局へ赴き、受領することができる。
 
◆受領方法
1.口座への入金
11月5日午前8時以降、特設サイト(https://10000.gov.tw/)で登録を行う。受領者の健康保険証の番号、身分証番号(あるいは居留証番号)、入金する金融機関の口座番号を登録する。後日、指定した口座に1万元が入金される。
 
12歳以下の児童は、両親あるいは監護人(後見人のこと)のうち1人が代理で受領する。登録の際、身分証番号や口座番号は代理受領者のものを、保険証番号は当該児童のものを記入する。
 
サイトでの登録が過度に集中するのを避けるため、11月5日から11月9日までは身分証番号(あるいは居留証番号)の末尾の数字に基づき、登録できる人を管理する。11月5日(水)は末尾の数字が「0」と「1」、11月6日(木)は「2」と「3」、11月7日(金)は「4」と「5」、11月8日(土)は「6」と「7」、11月9日(日)は「8」と「9」となり、11月10日(月)以降はすべての人が登録を行うことができる。登録内容の修正及び確認は11月13日(木)以降に行うことができる。登録は2026年4月30日まで受け付ける。
 
 2.ATMで引き出し
キャッシュカード(ATMカード)、受領者の健康保険証番号、身分証番号(あるいは居留証番号)を用意する。台湾銀行、土地銀行、合作金庫、兆豊銀行、第一銀行、華南銀行、彰化銀行、台湾企銀、台新銀行、国泰世華銀行、中信銀行、玉山銀行、元大銀行、永豊銀行、富邦銀行、中華郵政の合計16の金融機関のATMで引き出すことができる。
 
3.郵便局窓口での現金受領
郵便局の営業時間に窓口で受領することができる。受領者の健康保険証を提示する必要がある。保険証がない場合は、身分証(あるいは居留証)の提示でも可能。
 
家族・友人が代理で受領する場合、代理者の写真付き健康保険証、身分証(あるいは居留証)のほか、委任者の健康保険証(なければ身分証あるいは居留証)を持参する。これらがない場合は「戸口名簿」または「戸籍謄本」を提示する必要がある。
 
4. 公金受取口座への直接入金
労働者年金、国民年金、高齢農民福祉手当、労働者退職金、障がい者助成、低所得高齢福祉手当などの公金受領者は、その口座に直接1万元が振り込まれ、関連機関から入金した旨の通知を受け取る。
 
5.郵便局がないへき地の特別措置
郵便局が設置されていない花蓮県萬栄郷、台東県金峰郷、屏東県獅子郷の住民については、現地の派出所・駐在所が受領者の名簿を作成し、それに基づき現金1万元を配布する。
 
◆いつ受け取れるか?
1(口座への入金)、4(公金受取口座への直接入金)、5(郵便局がないへき地の特別措置)は11月12日(水)から順次、入金・配布を行う。2(ATMでの引き出し)は11月17日(月)から利用可能で、ATMに「普発現金」と書かれたシールが貼られていれば引き出すことができる。3(郵便局窓口での現金受領)については11月24日(月)以降となる。
 

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