中華文化総会の李厚慶秘書長によると、中華文化総会は近年、積極的に海外で文化交流イベントを展開してきたが、なぜ英語名に「Taiwan」ではなく「Chinese」が入っているのかと尋ねられることが多かったという。そのため、「台湾文化」を発信する組織としての位置づけをより明確にするため、名称変更の議論が組織内で進められてきた。
李秘書長によると、昨年2月に行われた第9期第1回会員総会で、「中華文化総会」という名称は混乱を招く可能性があるとの指摘が委員から出され、議論が行われた。同年12月には執行委員会および諮問委員会がこの問題について協議。まずは英語の名称を変更し、対外的に「Taiwan」であることをアピールする方針が決定された。
規約によれば、中華文化総会は毎年1回会員総会を開催し、総会は執行委員会および諮問委員会に関連議案の検討を委任する。その決議は次回の総会で報告され、手続きを完了する必要がある。17日に行われた会員総会では、昨年行われた執行委員会および諮問委員会の決定が報告され、英語名改称の手続きが正式に完了した。
なお、今後、漢字表記である「中華文化総会」についても変更する場合は、会員総会において全会員の過半数が出席の上、出席者の4分の3以上の賛成、または全会員の3分の2以上の書面による同意が必要となる。
会長として会員総会に出席した頼清徳総統は、「中華文化総会が文化力の向上と文化の発揚という使命を果たすためには、自己認識の基盤がしっかりしていなければならない」と指摘。「自分たちが住んでいる土地の過去を深く理解してこそ、台湾の文化の実力を真に根付かせることができる。歴史的文脈をより丁寧に整理してこそ、多様な伝統に新しい時代的意義を与えることができる。そして、自分たちが何者で、何を経験してきたのかを明確に知ってこそ、自信を持って台湾文化と海外との交流を強化できるのだ」と訴えた。
中華文化総会は台湾の文化的発揚を目指し、毎年10月に総統府で行われるプロジェクションマッピングや旧暦大晦日の恒例番組の制作・放送、日本での台湾文化発信イベント「「TAIWAN PLUS」の開催などを担ってきた。このほど閉幕した台湾ランタンフェスティバルin嘉義では、日本のねぶた師を招き、台湾の要素を取り入れたねぶたを制作・展示したほか、嘉義県と協力して「TEAM TAIWAN」パレードを成功させた。