行政院の卓栄泰院長(首相)は23日に行われた開会式で、世界の治安を脅かす脅威や越境犯罪の手口はますます緻密化・知能化していると指摘。そのうえで、この「銃声なき戦争」に直面しながらも、台湾は「安全、それは国境を越えた共通言語である」と一貫して信じてきたとし、今回の再会を単なる経験共有の場とするだけでなく、世界秩序を守る強靱な防衛線を共に強化するためのものにしたいと訴えた。
開会式には卓行政院長のほか、内政部の劉世芳部長、外交部の呉志中政務次長(副大臣)、海巡署の張忠龍署長、金融監督管理委員会の陳彦良副主任委員、国際警察長協会(IACP)のDavid Rausch会長、米国在台協会(AIT)台北事務所のレイモンド・グリーン所長(米国大使に相当)、パラオ共和国のジェニファー・オレゲリール司法大臣、そして内政部警政署の張栄興署長らが出席した。
今回のフォーラムでは「越境犯罪の撲滅」をテーマに、基調講演と4つの分科会が設けられた。分科会のテーマは「通信詐欺と人身売買」、「不正な資金移動とマネーロンダリング」、「薬物犯罪」、「暴力団・組織犯罪」となっている。フォーラムには世界五大陸から警察・検察・捜査機関の幹部がスピーカー・パネリストや司会者として登壇。専門的な分析と知見の共有を通じて、越境犯罪をめぐる現状や課題を議論するとともに、各国の捜査経験や犯罪対策を共有している。
また、24日には警政署の張栄興署長が、台湾の現行の治安政策と越境犯罪への対応をテーマに基調講演を行い、詐欺、薬物犯罪、マネーロンダリング、組織犯罪などに対する台湾の取り締まりの成果と防止戦略を各国の参加者に紹介し、治安維持と犯罪対策に取り組む台湾警察の高い専門性と能力を示すことになっている。