2026/04/23

Taiwan Today

外交

蘇貞昌行政院長、パラオ大統領夫妻を歓待

2021/03/30
行政院(=内閣)の蘇貞昌院長(=首相)夫妻(右側の2人)は29日、台湾訪問中のパラオ共和国のウィップス大統領夫妻(左側の2人)を台北市内のホテルで歓待した。パラオ共和国は中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ太平洋の島国。(行政院サイトより)
行政院(=内閣)の蘇貞昌院長(=首相)夫妻は29日、台湾訪問中のパラオ共和国のウィップス大統領夫妻を台北市内のホテルで歓待した。ウィップス大統領は新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、初めて台湾を訪問する国家元首。蘇院長は、ウィップス大統領の訪台実現は台湾とパラオの共存、共栄、共通善を象徴するもので、また新型コロナウイルス対策での協力の成果でもあり、両国にとって誇るべきことだと述べた。蘇院長はまた、両国による「安全旅行圏(=入国・帰国後の隔離を免除した相互渡航が可能な圏内のこと)」の構築は、双方の観光産業と景気の振興にメリットがあるばかりか、世界が羨む「太平洋福地(=太平洋の楽園)」を築き上げることになると指摘した。蘇院長はさらに、パラオが国際社会で台湾を支持するために全力を尽くしていることに感謝し、両国の友好関係が末永く続くよう祈念した。蘇院長の歓迎の挨拶は以下のとおり。
 
★★★★★
 
まず、ウィップス大統領が昨年(2020年)の大統領選挙で6割近い得票率で当選したことを祝賀する。これはパラオ国民の民意の表れであり、ウィップス大統領及びその政権に対する高い信頼と期待を示すものだ。私はパラオの成熟した民主政治に敬意を払いたい。台湾とパラオは、民主主義、自由、法の支配といった普遍的価値を共有している。これは両国の友好関係の盤石な基盤でもある。
 
台湾はパラオと「安全旅行圏」を構築するに当たり、新型コロナウイルス対策、外交、観光、航空など関連する各省庁が協力して取り組んだ。自分も力の限りを尽くし、その推進を支援した。この「安全旅行圏」の構築は、台湾とパラオの観光産業と景気の振興にとってメリットがあるウィン・ウィンの提案だ。
 
パラオが国際社会において台湾支持に全力を尽くしていることに感謝したい。中国は台湾の国際的な生存空間を圧縮するための手を緩めておらず、経済、軍事、外交など各方面で干渉を続けている。パラオはこうした中国の「戦狼外交(せんろうがいこう)」に屈せず、公理や正義に基づき、国連、WHO(世界保健機関)、気候変動枠組条約(UNFCCC)、国際民間航空機関(ICAO)などの総会で台湾のために発言している。私は台湾の政府と国民を代表し、心から感謝申し上げたい。
 
台湾とパラオはこれまで、新型コロナウイルス対策で優れた成果を上げてきた。そして二国間の「安全旅行圏」の構築に成功し、国際社会から注目されている。こうした成果は一朝一夕に得られるものではない。両国が数十年間にわたって積み上げてきた信頼と優れたガバナンスが、一定の水準に達したために得られた成果である。ウィップス大統領の台湾訪問は、友好国間の協力によるウィン・ウィンの本質を国際社会に見せつけるものとなった。台湾がウィップス大統領にとって初の外遊先に選ばれたことは、両国の友好関係が特殊で世界的にも珍しいことを物語っている。

ランキング

新着