近い理念を持つ世界のパートナーたちと共同で「自由」、「民主」、「平和」、「持続可能な発展」を促進していくため、外交部(日本の外務省に相当)は2019年、各国の議会との連携と交流を深めるためのプラットフォーム「フォルモサクラブ」を立ち上げた。「フォルモサクラブ」はその後、ヨーロッパやラテンアメリカ、アフリカなどで次々と設立され、各国の議会が国境を越えて台湾を支持する動きは拡大を続けている。このほどさらに西アジアの11カ国から国会議員63名が加わることになり、8日にはテレビ会議形式で西アジア地区における「フォルモサクラブ」の設立セレモニーが行われた。
外交部の呉釗燮部長(外務大臣)はビデオメッセージを寄せて新たなメンバーたちを歓迎した。呉外交部長はメッセージの中で、新型コロナウイルスによって世界は、感染症対策には国境が無く、各国が心を一つにしてこそウイルスの蔓延に効果的に対抗出来ることを学んだと指摘。そして台湾は感染封じ込めの経験とそのためのリソースを喜んで各国と分かち合うほか、各国が台湾のWHO総会(世界保健機関の年次総会。WHA)に参与することを支持してくれるよう呼びかけると述べた。
外交部の曹立傑常務次長(事務次官)はセレモニーに参加した各国の国会議員とさっそく会議を開き、台湾と西アジアの国々とは経済と貿易面での往来が密接で、その間の貿易総額は昨年には260億米ドルに達したと説明。また、科学技術や文化教育、観光などの分野における協力でも台湾と西アジアの国々との間では優れた成果が生まれていると指摘した。
今回の設立セレモニーには、ヨルダン議会における「友台小組」(台湾に友好的なグループ)のKhaleel Atieh代表、Mohammed Thahrawy下院議員、トルコ大国民議会のIsmail Koncuk議員、モンゴル国家大会議のPurevdorj Bakhchuluun議員らがそれぞれオンラインで参加して、もしくはあらかじめ録画されたビデオメッセージでそれぞれが台湾を支持する立場を伝えた。議員たちは「台湾モデル」による新型コロナウイルスの封じ込め成果を高く評価し、国際社会に対して民主的な台湾をWHOなどの国際組織に加え、台湾と共に国の経済と人々に有益な協力関係をより多く促進していくよう呼びかけた。