2025/08/31

Taiwan Today

外交

呉外交部長がチェコ「フォーラム2000」でビデオ講演、世界の民主主義国家の団結促す

2021/10/14
呉釗燮外交部長が12日、チェコの国際会議「フォーラム2000」でビデオ講演。権威主義が拡大する中、民主主義国家が団結して共通の価値と民主制度を守ることの重要性を強調した。写真は講演する呉外交部長。(外交部)
外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(大臣)が12日、チェコの国際会議「第25回フォーラム2000(Forum 2000)」の閉会セッションで「special ministerial address」(特別閣僚演説)を行った(ビデオ講演)。呉外交部長は、「Building Back Democratically in the Post-Pandemic Era: Promoting Cooperation and Shared Vigilance」(ポスト・パンデミック時代における民主的な復興:協力と警戒共有の促進)と題して今回の会議のテーマに呼応、ポスト・コロナ時代に権威主義が拡大しつつある中、民主主義国家が力を合わせて共通の価値と民主制度を守っていくことの尊さと重要性を強調した。
 
呉外交部長はチェコがこのほど下院選挙を行ったことについて、「再び誇るべき民主の進化を果たした」と称賛、民主と自由はチェコと台湾が共に享受する価値であるほか、双方の深く固い友情の基礎でもあると指摘した。呉外交部長は合わせて、チェコのミロシュ・ビストルチル(Miloš Vystrčil)上院議長とJaroslav Kubera前上院議長が中国政府の圧力と脅しを恐れず、台湾とチェコとの友好関係を絶えず深化させてきたことに感謝した。
 
呉外交部長はまた、ポスト・コロナ時代における民主後退の現象に言及、権威主義の拡張に向き合う最前線に立つリトアニア、台湾、香港などは程度の差こそあれ、いずれも圧力にさらされていると指摘。権威主義国家は絶えず経済制裁やフェイクニュース、サイバー攻撃及び軍事的威嚇などの手段で民主主義国家の制度と信念の破壊を試みていると解説した。呉外交部長は、このため民主主義国家はいっそう警戒心を強めて団結し、共同でこれらの課題に向き合っていくべきで、協力と助け合いを通して、民主主義陣営が認め、信じる重要かつ普遍的な価値を守っていかなければならないのだと訴えた。
 
「Forum 2000」はチェコの初代大統領ヴァーツラフ・ハヴェル(Václav Havel)氏の提唱によって設立された。1996年に初めて開かれて以来、全世界の重要な民主リーダーたちによる意見交換のプラットフォームとなっているほか、台湾とチェコが権威主義の暗い影から抜け出し、生命力に満ちた民主主義国家へと変貌する過程に立ち会ってきた。今年の「Forum 2000」では11日の開幕式で蔡英文総統とチェコのビストルチル上院議長が共に招きに応じてスピーチしている。
 
主催団体は今回新たに設けた「The Forum 2000 International Award for Courage and Responsibility」(Forum 2000国際勇気責任賞)を全米民主主義基金(National Endowment for Democracy)のカール・ガーシュマン(Carl Gershman)前会長に授与。ガーシュマン氏は受賞スピーチの中で、ビストルチル上院議長が昨年、中国の圧力を恐れず代表団を率いて台湾を訪問した強い意志と勇気に敬服するとした上で、ビストルチル氏が訪台して立法院(国会)で行った演説の中で「私は台湾人だ」と声を上げた場面を「借用」し、受賞のステージで「私はチェコ人だ」と話して満場の喝采を浴びた。
 
 

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