米日韓防衛相会談で、台湾海峡の平和と安定の重要性が強調されたことに対し、外交部(日本の外務省に相当)が13日、歓迎のコメントを発表した。以下、その内容要約。
★★★★★
米国のオースティン(Lloyd Austin)国防長官と日本の木原稔防衛大臣、韓国のシン・ウォンシク(申源湜)国防大臣が12日、対面形式とオンライン形式併用のハイブリッド方式で会談した。三者は国防と安全保障面での連携を議論、同時に「国際社会の安全と繁栄に不可欠な台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」とした。外交部はこれに対し、心からの歓迎の意を表する。
それぞれの国防担当閣僚は北朝鮮の核兵器及びミサイルの脅威、インド太平洋地域における安全保障面での課題に対応するための連携強化など地域の安全保障問題を討論し、ルールに基づく国際秩序の重要性を強調、武力もしくは脅しによる一方的な現状変更に強く反対する立場を表明した。また、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、「国際社会の安全と繁栄に不可欠」と訴えた。
台湾海峡の平和と安定は朝鮮半島ならびにインド太平洋地域の安全と繁栄にとって欠くことの出来ないカギである。外交部は国際社会がとる、台湾海峡の平和維持に資するいかなる行動も歓迎する。台湾は民主主義陣営の一員である。今後も米国、日本、韓国及びその他の理念の近い国々との連携を強化し、国際社会の民主、自由、平和を共に全力で守っていく。