台湾とチェコの関係深化と投資・貿易拡大のため、柯良叡駐チェコ代表（大使）とチェコのDavid Steinke駐台代表が22日、「Business Opportunities Enhancement Program，BOEP」（ビジネスチャンス拡大プログラム）了解覚書に署名した。両国は今後台湾とチェコの経済貿易、科学技術、文化などでの交流に向けたプラットフォームを共同で立ち上げ、双方のビジネスに関する連絡、情報交流、共に関心のある議題にまつわる交流に便宜を図っていくことになる。
「ビジネスチャンス拡大プログラム」は、台湾とチェコの政府が推し進めている民主主義のパートナーによるサプライチェーンの強靭性と能力の構築を目指す協力計画の一部。チェコ政府は台湾に「Czech Center（チェコセンター）」を設け、台湾でのリソースを統合して経済文化外交を押し広めることで、台湾との結びつきのさらなる深化を図る。
台湾とチェコの交流は近年緊密化。経済貿易、科学技術、教育、人道支援などの面で次々と成果を挙げている。外交部（日本の外務省に相当）では、今後、産業や技術、芸術文化などの分野における交流がいっそう活発になり、台湾の人たちがチェコの多様な姿を感じる機会もさらに増えることになると予想している。