2025/09/05

Taiwan Today

外交

頼副総統がパラオの大統領とオンライン会談、緊密な協力の継続に期待

2024/01/18
頼清徳副総統(写真)が17日、パラオ共和国のスランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領とオンライン会談し、今後もパラオと緊密に協力していけることに期待した。(総統府サイトより)
頼清徳副総統が17日午後、パラオ共和国のスランゲル・S・ウィップス・ジュニア(Surangel S. Whipps, Jr.)大統領とオンライン形式で会談した。
 
頼副総統はまず、総統選挙における自身の当選に対するウィップス大統領の祝意に感謝、「これは私と台湾人民にとって重大な意義を持つ」と述べると共に、今回の選挙は台湾人民が揺らぐことなく民主主義の価値を守っていることを示したものと説明、これからもウィップス大統領のリードするパラオと緊密に協力していけることに期待した。
 
頼副総統は、2022年の11月に蔡英文総統に代ってパラオを訪問した当時を振り返り、「ウィップス大統領の温かいもてなしのほか、パラオの人々の温もりともてなし好きな点を忘れることが出来ない。また、ウィップス大統領の案内の下、パラオの海が持つ観光面での魅力を目の当たりにした」と述べた。
 
頼副総統はさらにパラオと交流することの重要性に触れ、一昨年の自身の訪問より重要なこととして、中華民国(台湾)とパラオが公衆衛生と医療、農水畜産業、クリーンエネルギー、インフラ、デジタル協力、気候変動、教育と訓練、女性のエンパワーメントなど各分野で緊密に協力していることを挙げた。頼副総統は、「これからもこれら分野での協力を強化し、パラオの人々に台湾とパラオの友情の強靭性と価値を示していく」と語った。
 
頼副総統は、民主主義が両国の関係をより緊密にすると強調し、引き続き手を携えて努力し、関係をいっそう発展させられるよう願った。最後に頼副総統は改めてウィップス大統領からの祝意に感謝し、5月の総統就任式への出席を要請した。
 
一方、ウィップス大統領はまず、次期総統に当選した頼副総統と同副総統に当選した蕭美琴氏をパラオの人々を代表して祝福、「今回の選挙は台湾人民の自由と民主主義に対する揺るがぬ支持を示したものだ」と称えた。
 
ウィップス大統領は、頼清徳氏は今後指導力を発揮し、インド太平洋地域の自由と開放性の維持に力を尽くすだろうと期待。また、台湾とパラオの関係については、国交樹立から今年で25年であり、関係は強力かつ健全で成長し続けていると評価。台湾がパラオにとって重要なパートナーであり、協力分野が農水産業、医療、教育、インフラへと広がっていることは様々な面から見ることが出来ると語った。
 
ウィップス大統領は、「我々は両国のパートナーシップの強靭性、ならびに双方の関係が安定して成長していることを世界に示さなければならない」と強調、「我々は民主主義と法の支配を揺らぐことなく支持しており、共に団結して互いに支え合えばその力はさらに大きくなると信じていると世界に告げていく必要がある」と語った。
 
 

ランキング

新着