頼総統は昨年11月から12月にかけて、「オーストロネシア地域の繁栄のため、スマートでサステナブルな発展を」として、国交樹立国のマーシャル諸島、ツバル、パラオの太平洋の島しょ国3カ国を訪れた。外遊では、「スマート&サステナブル」、「サステナブルな民主主義」、「国交樹立国とのサステナブルな友好」の3つの目標の実践を目指し、ウィップス大統領と共同で計画する「緊密な経済貿易の協力ビジョン」に関する具体的な実施について提案した。
林部長は今回、特使団のほか、台湾産業視察団も率いて、パラオにおけるビジネスと投資環境への理解を深める。台湾の産業の強みと「総合外交」戦略を組み合わせて、パラオにおいて「栄邦計画(国交樹立国との実質的な関係を深める)」を全力で推進する。 パラオ経済のレジリエンス強化を支援し、地域の民主主義、平和、繁栄・発展を共同で促進する狙いだ。林部長一行は15日に出発し、18日に帰国する。
林部長はパラオ訪問中、台湾の観光、医療、港湾の行政事務、水産養殖、情報通信などの関係者と共に、両国間の産業交流と技術協力の機会を模索し、協力計画についても意見交換する予定。台湾の優れた産業をさらに強化し、世界に進展すると同時に、パラオの産業向上の機会創出を目指す。それによって民主的なサプライチェーンにおけるパートナーシップを強化し、友好国の経済繁栄というビジョンを実現することにも貢献していく。
台湾とパラオは深い友好関係を築き、民主主義、自由、基本的人権という共通の理念を共有している。気候変動、インフラ整備、農業・漁業技術、医療・公衆衛生、教育・文化、観光、司法、人道援助、スポーツなどの分野で、緊密に協力し、実りある成果を上げ、パラオの各界からも評価されている。今後も両国は、既存の強固な基礎のもと、引き続き協力し、相互繁栄と互恵のパートナーシップを促進し、台湾とパラオの関係深化に努める。