2025/10/25

Taiwan Today

外交

オーストラリアで初のGCTFワークショップ、太平洋地域のメディア・レジリエンスに焦点

2025/08/07
台北駐オーストラリア経済文化弁事処、在オーストラリア米国大使館、豪グリフィス大学アジア研究センターは5日と6日の両日、オーストラリアのブリスベンでグローバル協力訓練枠組み(GCTF)のワークショップを開催した。オーストラリアでGCTFのワークショップが開催されるのはこれが初めて。「危機におけるコミュニケーション:太平洋地域の実践的アプローチと経験の共有」をテーマに、太平洋の島嶼国におけるメディアのレジリエンスが議論された。(外交部)
台北駐オーストラリア経済文化弁事処(オーストラリアにおける中華民国大使館に相当)、在オーストラリア米国大使館、豪グリフィス大学アジア研究センター(Griffith Asia Institute)は5日と6日の両日、オーストラリアのブリスベンでグローバル協力訓練枠組み(GCTF)のワークショップを開催した。GCTFが設立されて以来10年間で、オーストラリアでイベントが開催されるのは今回が初めて。ワークショップは「危機におけるコミュニケーション:太平洋地域の実践的アプローチと経験の共有」をテーマに、太平洋の島嶼国がいかにメディアのレジリエンスを強化し、自然災害や公衆衛生などの危機に対応するかについて議論が行われた。
 
開幕式では、台湾の徐佑典駐オーストラリア代表、在オーストラリア米国大使館のエリカ・オルソン(Erika Olson)臨時代理大使、グリフィス大学アジア研究センターのChristoph Nedopil-Wang所長がそれぞれ挨拶を述べた。ワークショップにはオーストラリア、カナダ、クック諸島、フィジー、日本、ニュージーランド、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、スリランカ、台湾、トンガ、英国、米国、バヌアツの15か国から合計52名の政府関係者、学者、メディア関係者、市民団体の代表が参加し、意見交換が行われた。台湾事実査核中心(台湾ファクトチェックセンター)の邱家宜CEOも、透明性と責任ある報道を通じてメディアの信頼性を高めてきた台湾の経験について共有した。
 
徐佑典駐オーストラリア代表は、危機の際における透明かつ迅速なコミュニケーションは極めて重要であるとした上で、台湾は今後も近い理念を持つ国々と連携しつつ、地域の発展と安全、安定の促進に取り組んでいきたいと述べた。
 
GCTFは2015年の設立以来、台湾とパートナー諸国の協力強化のための重要なプラットフォームとなっている。これまでに公衆衛生、サイバーセキュリティ、女性のエンパワーメント、災害対応などの重要なテーマに取り上げてワークショップを開催してきた。オーストラリアは2021年にGCTFの正式なパートナーに加わっており、今回のワークショップはインド太平洋地域における自由で開かれたメディア環境の強化に向けた各国の強い意志を示すものとなった。
 

ランキング

新着