蕭副総統はまずIPACのメンバーが遠路はるばる台湾へやってきたことに感謝し、今こそ台湾に対する揺るぎない支持を示す重要な時であると強調した。そして、IPACの訪台は、民主主義と自由を熱愛する人々の間の連帯のメッセージを伝えるものだと述べた。
蕭副総統はまた台湾の人々に向けて、海外のパートナー国との団結を示すだけでなく、国内の団結もまた必要不可欠であると訴えた。蕭副総統は、「台湾の民主主義の道はあまりにも険しい。誰もが傷だらけで、強い挫折感を覚えているという人々の声を最近よく耳にするが、台湾の400年の歴史は常にそうであった」、「台湾人であることがどんなに辛くても、台湾人であることに誇りを持ち、台湾のこれまでの成果やこれからの未来にに自信を持つべきだ。民主主義の道においては傷つくことも挫折することもあるかもしれないが、私たちに諦める権利はない。なぜなら私たちは台湾人だからだ」と訴えた。
蕭副総統はその上で、台湾がこれからも努力を続け、歴史の正しい側、すなわち民主主義と自由の側に立つ海外の友人たちの側に立ち、その価値を守り抜けるよう願っていると述べた。
蕭副総統はまた、台湾の国際参与に対する支援であったり、台湾が直面するグレーゾーンのかく乱、軍事的圧力、さらには台湾人が日々直面するさまざまな認知戦を含めたあらゆる脅威について、IPACが常に台湾と共にあることに感謝した。そして、「台湾にとってIPACはかけがえのない励みであり、不確実で地政学的に厳しい環境の中で台湾が前進することを助けてきた。IPACの支持は、その政治的・道徳的信念を反映するだけでなく、世界の繁栄と安定という共通の利益を体現するものでもある」と述べた。
蕭副総統は最後に、「台湾は民主主義の最前線に位置し、グローバル・サプライチェーンの重要拠点でもある。台湾は自らの責任を強く自認しており、これからも海外のパートナー国と共に、この大切な価値を守っていきたい」として挨拶を締めくくった。