2025/09/04

Taiwan Today

外交

頼清徳総統がAPPU年次総会開幕式に出席、アジア太平洋地域の平和・繁栄・繁栄を促進する決意示す

2025/08/29
頼清徳総統は28日、台北市内のホテルで開かれた「アジア・太平洋国会議員連合」(APPU)第53回年次総会の開幕式に出席した。(総統府)
頼清徳総統は28日、台北市内のホテルで開かれた「アジア・太平洋国会議員連合」(APPU)第53回年次総会の開幕式に出席した。APPUは1965年11月に日本の岸信介元首相らの提唱で創設された「アジア国会議員連合(Asian Parliamentarians' Union, APU)」を前身とする。1980年に台北市内で第16回年次総会を開催した際、太平洋地域の新興諸国の参加を歓迎するため組織を拡大し、「アジア・太平洋国会議員連合」(Asian Pacific Parliamentarians' Union, APPU)」と改称した。設立当初の加盟国は中華民国、日本、韓国、タイ、フィリピンの5か国。中華民国が現在唯一、「中華民国」の国名で正式な会員として参加している国際的な国会議員交流団体である。
 
頼清徳総統は開幕式で、今年のAPPU年次総会のテーマが「アジア太平洋地域の社会的レジリエンスの強化と議会協力」であり、経済の持続可能な発展や社会的レジリエンスの強化、さまざまな課題に関する協力に焦点を当てていることに言及。これらはいずれも台湾の発展のニーズに合致するもので、また現在のアジア地域にとっても極めて重要な課題であると強調した。頼総統は特に、2002年のSARSや2020年以降の新型コロナウイルスのパンデミック、気候変動、地政学的変化など、アジア太平洋が共に直面してきた課題を挙げ、このAPPUのプラットフォームでいかに各国が協力を強化していけるかが非常に重要になってくると訴えた。
 
頼清徳総統はその上で、今後台湾が(1)地域の平和を維持するための決意を示す、(2)国交樹立国との協力を強化する、(3)APPUのプラットフォームを通じたアジア各国との連携を強化する―という3つのアクションを通じて、アジア太平洋地域の平和・繁栄・経済発展を共に推進していくことを約束した。
 
とりわけ(3)について頼清徳総統は、APPU加盟国の国会議員に対して、あらゆる分野で台湾と協力することを支持して欲しいと呼びかけ、「団結と協力の力は大きい。それはすべての加盟国にとって有益であるだけでなく、地域の繁栄と発展にも大きく貢献する」と訴えた。
 

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