握手をする外交部の林佳龍部長(左)と立憲民主党の太栄志衆議院議員(右)。
太栄志議員は今年1月にも台湾を訪問している。林部長はまず、立憲民主党が再び訪問団を組織して台湾を訪れ、台湾に対する揺るぎない支持を示してくれたことを歓迎した。太栄志議員は今年4月に開かれた衆議院外務委員会の会合で、2027年に神奈川県横浜市で開催予定の国際園芸博覧会に台湾が参加できるよう日本政府に求める発言を行った。林部長はこれについて特別に謝意を伝えるとともに、「台湾と日本の関係は一貫して緊密且つ友好的であり、双方の産業構造は相互補完的だ。今後も重要な領域において連携を図り、『連合艦隊』を形成して共同で第三国市場への進出を図り、サプライチェーンの強靭性を強化していきたい」と期待を寄せた。
これに対して太栄志議員は、立憲民主党は日本の最大野党であり、台湾との友好関係を極めて重視していると指摘。また、台湾と日本の協力や交流は超党派で取り組むべきだと述べた。太議員はまた、2027年に自身の選挙区である神奈川県横浜市で開催される国際園芸博覧会に台湾が参加することや、それに合わせた林部長の訪日を歓迎すると伝えた。
立憲民主党は以前より自由貿易体制の確立を主張し、党の代表である野田佳彦元首相も過去に何度も台湾のCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加盟を支持すると繰り返し発言している。これについても太議員は、立憲民主党が今後も台湾のCPTPP加盟を支持していくことを約束した。
外交部は9日に発表したニュースリリースを通じ、「台湾と日本は自由、民主主義、法の支配、人権といった普遍的価値を共有する。互いに重要なパートナーであり友人である。今回の訪問団のメンバーはいずれも日本最大野党に所属する議員で、具体的行動によって台湾への支持を示してくれた。わが国はすでにある良好な関係を基盤とし、これからも日本の与野党と実質的協力を深め、日本とともにインド太平洋地域の平和、安定、繁栄を守っていきたい」とコメントしている。