10月10日は双十国慶日（国慶節）だ。外交部はこれを祝うため『堅靭的台湾』（しなやかな台湾）をテーマに動画を作成・公開した。内容は、過去1年間にスポーツ競技で繰り広げられた各シーン、スマートテクノロジーの活用、持続可能な発展、台湾が持つ多様な文化、それに国防・外交分野での成果を振り返りながら、台湾が持つしなやかさ、団結力、挑戦を恐れない精神などを表現するものとなっている。また、頼清徳総統が今年5月20日の就任1周年談話で語ったこれからのビジョンと期待に呼応する形で、台湾の人々がこれからチャンスやピンチに直面する中で引き続き一致団結し、「逆風の中で転換し、着実に前進する」ことができるよう期待するメッセージが込められている。
全編にわたってキャプションやセリフが極めて少ない映像だが、最後は頼総統の「台湾を世界の光にしましょう」というセリフが流れ、全国民が心を一つにして一致団結する「台湾精神」を象徴するシーンで締めくくられている。映像は約4分半で、台湾華語、英語、日本語、スペイン語、ベトナム語、タイ語など13言語の字幕版を制作し、外交部公式ウェブサイトで同時公開している。各省庁にも動画の拡散協力を要請し、海外のより多くの人の目に触れることを期待している。