台湾女医師協会(Taiwan Medical Women’s Association, TMWA)は10月、国際女医協会(The Medical Women's International Association、MWIA)がエジプトで開催した第33回国際女医会議に代表団を派遣し、世界各国の女医とともにジェンダー平等、医療イノベーション、公衆衛生などの議題について議論した。外交部は、台湾女医師協会が積極的に国際交流に取り組み、「人人都是外交官」(誰もが外交官)の精神を発揮し、「医療外交」および「文化外交」を展開して台湾の存在感を世界に示していることを高く評価し、称えている。
10月12日の開会式では、台湾女医師協会理事長で国立台湾大学付属医院副院長を兼ねる高淑芬氏が中華民国の国旗を持ち、「台湾」の名義で国旗入場式(Flag Ceremony)に参加した。これは、台湾が医学分野で積極的に国際交流に取り組み、世界の女性の健康のために声を上げていることを象徴することとなった。また、会議の開催期間中、台湾女医師協会の代表らは海外の女医たちと学術報告を行ったり、意見交換に参加するなどして、台湾の女医が臨床研究、公衆衛生、医療教育、社会的責任の各分野で持つ専門的な実力を十分に示した。また、台湾女医師協会は10月11日夜に「台湾ナイト」(Taiwan Night)を開催し、英国、カナダ、韓国、オーストラリア、ブラジル、日本、フィリピンなどの女医を招待し、台湾のグルメや音楽を通じて、台湾の文化が持つソフトパワーを共有した。
台湾女医師協会は、国際女医協会(MWIA)の正式な会員であり、2022年には50カ国近くから専門家や学者を招き、台湾で第32回国際女医会議を開催し、成功させた経験を持つ。外交部は、台湾の民間団体が今後も国際交流に積極的に参加し、官民連携によって世界に台湾の存在を示すことを期待している。