外交部および台北駐オーストリア経済文化代表処（台湾がオーストリアに設置する在外公館に相当）が、オーストリア政府およびオーストリア台北弁事処（台湾におけるオーストリア大使館に相当）と協議を重ね、外交努力を尽くした結果、オーストリア運輸・イノベーション・技術省は今年10月に発表した関連行政命令において、台湾で発行される国際運転免許証の効力を正式に承認することを明記した。これにより即日より、台湾で発行された国際運転免許証と台湾の運転免許証の原本を併せて所持すれば、オーストリアで自動車を運転することが可能となった。
外交部の林佳龍部長（外相）はこの決定を歓迎し、高く評価している。外交部は今後、交通部との連携により、「相互主義」に基づき、できるだけ早くオーストリア国民に対しても同様の待遇を再開する方針を示した。台湾とオーストリアの国際運転免許相互承認が実現すれば、双方のビジネスや観光の往来が促進され、両国国民の交流と友好関係が一層深まると期待される。