台湾と日本の地方議員が一堂に会する第11回台日交流サミット「IZA(いざ)鎌倉」が4日、日本の神奈川県鎌倉市で行われた。最後に採択された「神奈川宣言」では、台湾海峡の平和と安定がインド太平洋の安全と繁栄の要であるという台日双方の一致した見解が示されたほか、国連総会第2758号決議の曲解により台湾を国際社会から排除すべきではないとの立場が改めて強調された。
台湾と日本の地方議員が年に1度、顔を合わせて交流する台日交流サミットは、2015年に初めて石川県金沢市で開催された。すでに10回開催され、今年から新たな10年へのスタートを切ったほか、初めて関東エリアでの開催となった。今年は台湾と日本の双方の地方議員や民間団体の関係者など300名以上が集まった。過去に同サミットの開催地となった高雄市議会や台南市議会からも、それぞれ康裕成議長、邱莉莉議長が訪問団を率いて参加した。
頼清徳総統もビデオメッセージを寄せ、自民党の高市早苗総裁が日本の第104代内閣総理大臣に就任したことを祝福し、日本の国運隆昌を祈った。また、台湾と日本がこれからも経済と安全保障の強靭性を強化し、ともに民主主義と自由の価値を守りつつ、インド太平洋地域の平和と繁栄のために努力していけるよう期待を伝えた。メッセージの全文は以下のとおり。
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今年で台日交流サミットは11回目を迎えました。ビデオメッセージという形で、会場にお越しの皆様にご挨拶できることを大変嬉しく思います。また、この貴重な機会を借りて、自民党の高市早苗総裁が日本の第104代内閣総理大臣に高得票で選出されたことを、台湾の人々を代表してお祝い申し上げます。高市首相の円滑な施政と、日本の国運隆昌を祈念します。
10年前、台日交流サミットが初めて日本の金沢市で開催されました。その後、台日友好の架け橋が少しずつ築かれました。私も身分を変えながらも、多くの古くからの友人たちとその過程に参与できたことを光栄に思います。今年からこのサミットは、新たな10年へのスタートを切りました。多くの新たな友人たちが参加し、台日関係の発展に取り組んでいけることを嬉しく思います。
昨年のサミットは台湾の古都・台南で開催されました。今年は日本の古都・鎌倉がこれを引き継ぎました。双方の古都による継承を象徴するもので、私たちの友好関係もさらに深まり、緊密なものとなりました。この場を持ちまして、神奈川県議会及び鎌倉市議会の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。皆様のご支援のおかげで、初の関東地方での開催という新たな里程碑を打ち立てることができました。
過去10年間、台日交流サミットは地方議会、在日台湾人の皆様、台北駐日経済文化代表処及び各弁事処(いずれも中華民国台湾の在外公館に相当)の支援の下、台湾が世界に向けて声を上げ、国際参与を求めるための重要なプラットフォームとして成長してきました。台湾の人々を代表して、皆様の努力と支援に感謝申し上げます。
現在、国際情勢は厳しい状況にあり、民主主義国家はいままさに、覇権主義の拡大という挑戦に直面しています。台湾は民主主義のパートナーとの連携を深めることで、「民主主義のサプライチェーン」を構築したいと願っています。また、台湾と日本が引き続き経済及び安全保障の強靭性を高めることで、ともに民主主義と自由の価値を守りつつ、インド太平洋地域の平和と繁栄のために努力していけるよう期待しています。
最後になりましたが、皆さまもぜひ台湾にも遊びにいらしてください。台日交流サミットを通じて、さらなる協力と交流の機会が創出されることを願っています。中央政府と地方自治体の力を結束し、交流を拡大すれば、台日関係を一層深め、より良い未来をともに切り開くことができると確信しています。サミットのご成功、ならびに皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。