2025/12/08

Taiwan Today

外交

外交部がCOP30に合わせてプロモーション動画、台湾の有意義な参加への理解求める

2025/11/14
外交部は、台湾のUNFCCCへの有意義な参加に対する理解を求めるため、温室効果ガス排出削減を含む気候変動に対する台湾への取り組みについて紹介するプロモーション動画『台湾 與世界一同呼吸』(Fresh Solutions: Chip in with Taiwan)を公開した。写真は動画のワンシーン。(外交部)
国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(UNFCCC COP30)が10日よりブラジルのベレンで開催されている。台湾はUNFCCCの締約国ではないため、締約国会議(COP)に参加することができない。外交部は、台湾のUNFCCCへの有意義な参加に対する理解を求めるため、温室効果ガス排出削減を含む気候変動に対する台湾への取り組みについて紹介するプロモーション動画『台湾 與世界一同呼吸』(Fresh Solutions: Chip in with Taiwan)を公開した。UNFCCCの締約国ではなくとも「NDC3.0」(温室効果ガスの排出削減目標)を制定し、2050年までのネット・ゼロを実現するために努力する台湾の姿をアピールするとともに、国際社会に対して、パートナーとしての台湾の価値を重視し、地球規模の気候アクションへの台湾の有意義な参加を支持するよう呼びかけている。
 
今年のプロモーション動画まず、気候変動が人類共通の課題であることを示し、続いて台湾が「専門・実務・貢献」の精神をもって、テクノロジーとイノベーションを駆使して気候アクション政策を推進し、世界のパートナーとともに環境の持続可能性を追求している姿を描いている。
 
動画の最後には今年のUNFCCCプロモーションのために作られたロゴが登場する。色鮮やかな半導体チップの回路によって台湾の形を浮き彫りにしたデザインで、COP30のテーマである「Global Mutirão」と、有意義な国際参与を訴える台湾のスローガン「Chip in with Taiwan」を組み合わせた「Chip in with Taiwan, Global Mutirão」の文字が書かれている。「Chip in」という語には「参加する」と「チップ(半導体)」の2つの意味が込められており、台湾が強みとする科学技術やイノベーションによって気候変動に対応し、世界のサステナビリティに対して実質的な貢献をしていることを示している。なお、「Mutirão」(ムチロン)とはポルトガル語で「共同作業」の意味を持つ。
 
動画は2分間のフルバージョンと60秒間のダイジェスト版の2種類がある。オリジナルは英語の発音で、字幕版は台湾華語(繁体字中国語)、日本語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語がある。外交部公式サイト、外交部のYouTubeチャンネル「潮台湾」(Trending Taiwan)、および外交部のFacebook、インスタグラム、Threads、XなどのSNSで視聴できる。
 
 

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