陳次長は開講式の挨拶で、台湾のNGOは長年にわたり、海外のNGOと協力し、公衆衛生・医療、人道支援、環境保護、文化交流、持続可能な発展などの分野で、世界の発展と人類の福祉の増進に貢献してきたと強調。これらは台湾が国際参与を進める上で重要な力であり、NGOの柔軟で迅速な行動力は(外交部がスローガンとして掲げる)「Taiwan Can Help」の精神と「Team Taiwan」の価値を十分に体現していると述べた。
陳次長はまた、外交部の林佳龍部長(外相)が就任後、積極的に推進している「総合外交」についても触れ、これは各省庁の横断的協力、官民協力、そして社会全体の参加を重視し、「誰もが外交官である」という理念のもと、台湾の国際空間の拡大を目指すものだと説明した。また、台湾で活発に活動するこうした民間団体(NGO)は、政府が国の外交力を全体的に引き上げるための最良のパートナーであり、今後も各分野で台湾の声を国際社会に届けてほしいと期待を寄せた。
今年の「NGO国際業務人材育成クラス」は、「総合外交政策下の台湾NGOの国際参与の成果と展望」をテーマに、台北、宜蘭、嘉義の3会場で開催される。そのうち、11月29日と30日に行われた台北会場では、外交部非政府組織国際事務会の江振瑋執行長が、政府がいかにしてNGOと協力し、「総合外交」を推進しているかを紹介したほか、台湾永続能源研究基金会の簡又新董事長、台湾世界展望会(ワールド・ビジョン・タイワン)の李紹齡会長、台湾好鄰居協会(グッドネーバーズ・タイワン)の楊国正秘書長、愛女孩国際関懐協会(Love Binti International)の劉兆雯理事長、台湾の国際協力機構である財団法人国際合作発展基金会(TaiwanICDF)の謝佩芬副秘書長、財団法人台湾医界連盟基金会の林世嘉執行長、台湾女医師協会(Taiwan Medical Women's Association、台湾女医会)の高淑芬理事長など、活発な活動を展開している主要NGOのリーダーたちが講師として招かれ、「公衆衛生・医療外交」や人道支援に関する台湾の経験を共有した。さらに、台北市立美術館の駱麗真館長が文化・芸術を通じた都市外交の推進について講義したほか、ポッドキャスト「敏読選読」(Mindi World News)で国際ニュースを配信する人気インフルエンサー・敏迪(ミンディ)さんが国際ニュース・リテラシーや国際視野を広げるコツを伝授した。
外交部は2004年より「NGO国際業務人材育成クラス」を開講し、台湾のNGO関係者が国際問題の動向を把握し、国際業務の専門能力を高められるよう支援を行ってきた。今年は初めて台北市立美術館での開催となった。台北会場に続き、宜蘭会場は12月13日と14日に蘭陽博物館で、嘉義会場は12月27日と28日に国立故宮博物院南部院区で開催される。申し込みは外交部運営のNGOサイト(https://www.taiwanngo.tw/)にて受けて受けている。参加は無料。