2025/12/10

Taiwan Today

外交

頼清徳総統、ビデオメッセージで米国務省の招聘プログラム「IVLP」85周年を祝う

2025/12/09
頼清徳総統は8日、米国務省が主催する招聘プログラム「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム」(IVLP)の85周年を祝うイベントにビデオメッセージを寄せ、IVLPが長年にわたり世界のリーダーの育成と国際交流の促進に貢献してきたことを高く評価した。(総統府)
頼清徳総統は8日、米国務省が主催する招聘プログラム「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム」(IVLP)の85周年を祝うイベントにビデオメッセージを寄せた。IVLPとは、各国の将来を担うリーダーを米国に招き、国際理解とつながりを深めることを目的としたプログラムで、頼清徳総統自身も2024年の立法委員(国会議員)時代に参加したことがある。頼総統はビデオメッセージを通して、IVLPが長年にわたり世界のリーダーの育成と国際交流の促進に貢献してきたことを高く評価した。また、台湾と米国の教育・文化・人材育成方面での交流が一層深化していることに言及し、今後も台湾が米国および世界の民主主義のパートナーと協力し、インド太平洋地域を含む世界の平和・自由・繁栄に貢献していくことを約束した。ビデオメッセージの概要は以下のとおり。
 
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本日、IVLP85周年を皆さんとともに祝い、IVLP参加者の一人として祝辞を述べることができ大変光栄です。
 
私は2004年、立法委員を務めていた際、米国在台協会(AIT)台北事務所のレイモンド・グリーン所長の推薦を受けてIVLPに参加し、米国各界のリーダーと深く交流する機会を得ました。国際視野が大きく広がっただけでなく、米国の民主制度の活力と強靱さ目の当たりにすることができました。この貴重な経験に、心から感謝しています。
 
この85年間、IVLPは数えきれないほど多くのリーダーを育成し、国際交流の重要なプラットフォームとなってきました。その参加者たちの各分野での活躍により、世界が台湾の民主主義の成果と多様な活力をより理解するようになっています。
 
現在、台湾と米国の緊密な関係は、あらゆる方面で拡大しています。IVLPに加えて、「フルブライト計画」でも毎年数百名の台湾・米国双方の学者が交流を続けています。
 
この3年間、台湾も米国務省の奨学金プログラムに対する助成を通じて、米国の学生が台湾で台湾華語を学ぶ機会を継続的に拡大してきました。これは台湾と米国の次世代をつなぐ重要な架け橋となっています。今年台湾はさらに、若い人々が海外で夢を叶えることを後押しする100億元規模の支援プログラムをスタートし、若い世代が世界に踏み出し、米国や世界の市民社会とのつながりを深めることを奨励しています。
 
私はこれを機に、台湾に対する米国政府および議会の、党派を超えた揺るぎない支持に心より感謝申し上げます。
 
今後も台湾は米国および世界の民主主義のパートナーと協力し、インド太平洋地域を含む世界の平和・自由・繁栄のために力を尽くしてまいります。
 
かつてIVLPに参加された皆さんは、台湾と米国の関係を推進する重要な力です。皆さんがそれぞれの分野で見せる優れた活躍は、台湾のソフトパワーと競争力を国際社会に示すものです。これからも共に努力し、台湾が世界へ向かって歩みだせるようにすると同時に、より多くの優秀な人材が IVLP を通じて台米関係に、さらなる輝かしいページを刻むことを期待しています。
 
最後になりますが、IVLP 85周年の記念イベントの盛会を祈念致します。皆様、ありがとうございました。
 

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