現在、台湾海峡およびインド太平洋地域の自由・安全・平和及び安定を維持することが、国際社会における大きな共通認識となっている。しかし、極めて残念なことに、最近中国は一方的な軍事的挑発や威圧により、台湾の民主主義と自由、そして地域の平和と安定といった現状を脅かすのみならず、インド太平洋全体に不安定要素をもたらしてる。こうした状況を鑑み、中華民国（台湾）外交部は10日に声明を発表し、中国による一連の無謀・強硬な行動を強く非難するとともに、中国側に対して大国としての姿勢と責任を示し、あらゆる不当な軍事的挑発を即刻停止し、地域諸国および国際秩序を尊重するよう呼びかけた。
外交部はまた、声明を通して「台湾は国際社会およびインド太平洋地域における責任ある一員として、自らの安全および台湾海峡の平和と安定を維持するため、台湾海峡の現状を維持し、自国の防衛力と強靭性を高め、地域の民主国家と協力して平和・安定・繁栄のために尽力することを約束する。外部からの脅威と挑戦に直面しながらも、我々の政府は近い理念を持つすべての国々との連携を継続し、民主主義を守っていきたい。また、我々は国民と共に台湾の民主主義・自由・安全を守り抜く自信とその能力を有している」と伝えた。