2025/12/19

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長が民間企業を率いてパラオを訪問、「栄邦計画」の進捗を確認

2025/12/19
外交部の林佳龍部長(外相)は18日、観光・医療・再生可能エネルギーなどの分野の民間企業の代表らを率いて中華民国(台湾)と外交関係を持つパラオ共和国を訪問した。21日まで滞在する。写真右はパラオのウィップス大統領。(林佳龍部長フェイスブックより)
外交部の林佳龍部長(外相)は18日、観光・医療・再生可能エネルギーなどの分野の民間企業の代表らを率いて、中華民国(台湾)と外交関係を持つパラオ共和国を訪問した。21日まで滞在する。
 
林部長は今年1月にも頼清徳総統の特使としてパラオを訪問し、ウィップス大統領の就任式に出席するとともに、パラオの観光・医療・再生可能エネルギー産業の発展に協力することを約束した。林部長はこのときも台湾の企業代表団を率いてパラオを訪問しており、就任式に出席した各国の祝賀団で最大規模の団体として、パラオ側から高く評価され、感謝された。
 
また、今年5月にはウィップス大統領が代表団を率いて台湾を公式訪問し、台湾の観光、スマート医療、持続可能な環境保護、カーボン・ニュートラルなどに関する産業を視察。パラオ政府がこれらの分野を重視していることが示された。
 
今回の林部長及び観光・医療・再生可能エネルギー産業代表によるパラオ訪問は、過去1年間にわたって「総合外交」政策の下で両国が協力して推進してきた「栄邦計画」(国交樹立国との協力を強化し、共に繁栄を目指す国際協力の枠組み)の進捗をパラオ側と共に検証するとともに、台湾企業によるさらなる投資と協力を促進し、両国間の経済・貿易関係を一層深化させることを目指す。
 
パラオは2026年に「太平洋諸島フォーラム(PIF)」を開催する。台湾も展示、グリーンスローモビリティ、クリーンエネルギへの移行などの方法でこのフォーラムに関わり、台湾と国交樹立国がイノベーションスマート医療、デジタル・レジリエンス、持続可能な発展などの分野での達成してきた協力の成果を世界に示し、「台湾の経験をパラオで実現し、世界に発信する」ことを目指す。このため外交部の今回の代表団には、関連分野の専門家や業者なども含まれ、現地で視察などを行うことになっている。
 

ランキング

新着