外交部の林佳龍部長(右)とパラオのグスタフ・アイタロー国務大臣(左)。台湾の支援によって建設された政府オフィス「One Stop Shop Building」にて。(写真:外交部)
「栄邦計画」とは国交樹立国との協力を強化し、共に繁栄を目指す国際協力の枠組みのこと。台湾とパラオの「栄邦計画」は、過去1年以上にわたって積み重ねてきた相互信頼と交流を基盤とするものだ。今年1月には、林部長が総統の特使として財界代表団を率いてウィップス大統領の就任式に出席。台湾側に、パラオとの友好関係を重視し、二国間の経済・貿易協力を深化させる強い意思があることを示した。5月にはウィップス大統領が代表団を率いて台湾を訪問。生態系保護に力を入れるゴルフ場や再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)の発展に力を入れる工業団地、それに医療機関などを視察したほか、グリーンエネルギーを燃料とすることで二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代ゼロエミッション船「保利馬1号(ポリマ1号、Porrima P111)」の進水及び命名式に出席するなど、観光、持続可能な発展、医療・健康分野を重視するパラオの姿勢が示された。
今回、林部長が率いる財界代表団はパラオ側から極めて重視され、ウィップス大統領夫妻による歓迎晩餐会に招かれたほか、視察期間中には閣僚、大酋長、上院・下院議員など、各界の要人から熱烈な歓迎を受けた。
2026年の「太平洋諸島フォーラム(PIF)」はパラオで開催される。台湾はこの重要な国際会合の機会を機会を利用して、近い理念を持つ国々との連携により台湾と太平洋の国々が共存共栄を目指してきた具体的成果を国際社会に示したい考えだ。
今回の訪問団は台湾企業による対パラオ投資という具体的成果を生み出し、官民協力のモデルを示すことに成功した。林部長は、外交部が今後も「栄邦計画」を通じて民間セクターによる国交樹立国への投資を奨励すると同時に、パラオがスマート医療、スポーツ人材育成、クリーンエネルギー、持続可能な観光などの分野で次のステージへ発展するのを支援し、太平洋地域における台湾の積極的な貢献を示し、「台湾の経験をパラオで実現し、世界に発信する」というビジョンを体現していきたいとしている。