外交部の林佳龍部長(外相)は10日、鳥取県の平井伸治知事に「外交之友貢献奨」(外交の友貢献賞)を授与し、長年にわたり農業、青少年、都市など各分野で台湾と日本の交流促進に寄与したことを称えた。
林部長はあいさつの中で、平井知事とは旧知の仲であり、その友情は自身が台中市長や交通部長を務めていた時期に築かれたものだと説明。平井知事は約20年にわたり鳥取県知事を務め、その過程で台湾と日本の各分野における交流促進に尽力したとして、深い敬意を表した。
林部長はまた、昨年の台湾と日本の相互訪問者数が延べ800万人を超え、過去最高を更新したことに言及。また、昨年5月に桃園国際空港と鳥取県の米子鬼太郎空港を結ぶ定期便が正式に就航したことは喜ばしく、今後双方の交流がさらに活発かつ緊密になることと確信していると述べた。
平井知事は、「長年の友人」として自分を温かく迎えてくれた林部長に謝意を示した上で、林部長が台中市長だったころ、鳥取県とのさまざまな交流を全面的にサポートしてくれたことにも感謝した。平井知事によると、鳥取県と台中市は、鳥取県が輸出する「梨の穂木」を台中市の梨の樹に接ぎ木して梨を栽培するという農法をきっかけに縁を結び、2018年に友好交流協定を締結。現在に至るまで友情を育んできた。平井知事は、来年開催予定の「ワールドマスターズゲームズ2027関西」で4競技が鳥取県で実施される予定だとした上で、今後も台湾とのスポーツ分野での交流を推進していきたいとの考えを示した。
平井知事は2007年に鳥取県知事に就任。それ以来、台湾と日本の交流促進に積極的に取り組み、2023年には台中市から「名誉市民」の証書を授与された。また、平井知事の積極的な働きかけにより、鳥取県内の複数の市町村が台湾の地方自治体と安定した友好関係を築いている。
林部長は10日、自身のSNSで平井知事との思い出を振り返るとともに、「近いうちにぜひ鳥取県を訪れて、平井知事と一緒に伝説の『すなば珈琲』を訪れたり、『まんが王国』鳥取の独特の魅力を感じてみたい」と書き込んだ。