頼総統は、台湾と日本は自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有する重要なパートナーであり、長年にわたり深い友情を築いてきたと指摘。自然災害が発生するたびに、しばしば互いに助け合ってきたと述べた。
頼総統はその上で、国際情勢が複雑化する中、台湾と日本はいずれも近年、権威主義勢力の拡張、グレーゾーン行為による圧力、認知戦といった地域安全保障上の厳しい課題に直面していると指摘。高市早苗首相が昨年就任して以来、さまざまな国際会合で台湾海峡の平和と安定の重要性に繰り返し言及していることに感謝した。そして、このほど発足した第2次高市内閣も、インド太平洋地域の平和に一層貢献することができると信じていると述べた。
頼総統はまた、昨年のAPECで高市首相が台湾の代表(総統の特使)として出席した林信義総統府資政と会談した際、重要技術分野における台日協力と交流の強化についてコンセンサスを得たことに触れ、台湾としても今後積極的にその実現を目指していきたいと述べた。頼総統は、とりわけ台湾は世界のAIおよび半導体産業の中枢であり、一方の日本は材料、設備、精密製造などに強みを持つことから、今後台日が連携をより強化できれば、ウィン・ウィンの関係を築くことができるだろうと強調した。
最後に頼総統は、山東元議長が長年にわたり台湾と日本の国会交流を支持・推進してきたことに改めて感謝し、これまで積み重ねてきた成果を基盤として、さらに互いに友好を深めていきたいと期待を示した。
これに対して山東元議長は、頼総統が公務で多忙の中、時間を割いて面会してくれたことに感謝するとともに、頼総統が就任以来、昼夜を問わず数々の困難な責務を果たし、国政に取り組んでいること、また毅然とした立場を示していることに敬意を表した。
山東元議長はまた、近年、日本の政界や国際情勢は大きく変化しており、日本社会は国家のこれからの発展の方向性により高い関心を寄せ、自由と民主主義の価値を共有する友好国と手を携えて協力することを期待していると説明。初の女性首相である高市早苗氏の指導の下、日本政府は国内の憲政改革や情報関連法案の改正など重要な政策の推進に努め、国際情勢の変化に伴う経済への影響や外交上の課題にも積極的に対応し、国民のためにより安全・安心な生活環境を築くことを目指していると語った。
さらに山東元議長は、世界情勢がどのように変化しても、台日間の深い友情は変わらないと強調。台湾と日本はともに自然災害に直面しており、日本が大きな災害に見舞われるたびに台湾社会は迅速に温かい、そして寛大な支援を提供してきたと述べ、日本国民は常に台湾に深い感謝の念を抱いており、その友情は世代を超えて受け継がれていると伝えた。
山東元議長は今回、日本の伝統文化の普及に関わる約40名の女性たちを率いて訪台した。これについて山東元議長は、実際に台湾を訪れて交流を図ることで、台湾の歴史と文化をより深く理解できるよう期待していると述べた。そして、すでに自分はすでに政治家を引退したが、台湾を愛する心は持ち続けており、今後も台日交流を推進し、双方の友好関係がさらに深化することを願っていると強調した。