2026/03/10

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長が総統特使としてツバルへ、「栄邦計画」の成果視察

2026/03/09
外交部の林佳龍部長(外相)は4日と5日の両日、「総統特使」の身分で、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ南太平洋のツバルを訪問した。写真は「台湾ーツバル海岸適応計画(TTCAP)―埋立造成工事」の竣工及び引き渡し式の様子。台湾は2024年より、オーストラリア、ニュージーランドなど、近い理念を持つ国々とともに資金を拠出してツバルの海岸の埋立工事を行っていた。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は4日と5日の両日、「総統特使」の身分で、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ南太平洋のツバルを訪問した。ツバル政府の招待に応じたもので、ツバル政府および国民から熱烈な歓迎を受けた。一行は7日早朝、オーストラリア経由で帰国した。
 
昨年11月、ツバルのフェレティ・テオ首相が台湾を訪問し、頼清徳総統の立ち会いのもと、「台湾・ツバル連帯条約」(Taiwan-Tuvalu Kaitasi Treaty/ 「Kaitasi」とは「責任の共有」を意味する)、「台湾・ツバル漁業協力の多様化協定」、「台湾・ツバル運動交流と協力に関する覚書」に署名し、両国関係の強固な基盤を築いた。今回、頼総統が林佳龍部長を特使としてツバルに派遣したことは、台湾とツバルの友好関係への重視を示すものだ。
 
林部長は総統特使としてのツバル訪問期間中、Afelee Pita総督代理、フェレティ・テオ首相、イアコバ・イタレリ国会議長、それに閣僚など政府要人や現地の伝統的な指導者などとそれぞれ会談したほか、テオ首相主催の国賓晩餐会で盛大なもてなしを受けた。
 
林部長はほかに、台湾の支援で行われるツバル国会議事堂建設予定地で「地質ボーリング調査の開始式」を執り行った。これは台湾が、台湾の支援によって行われる建設事業の品質を重視している姿勢を示すものとなった。さらに、台湾が2024年にオーストラリア、ニュージーランドなど、近い理念を持つ国々とともに資金を拠出して行った「台湾—ツバル海岸適応計画(TTCAP)―埋立造成工事」が最近完成したことを受け、林部長は今回の訪問の機会を利用して、ツバル側とともに竣工及び引き渡し式を行い、ツバルの海岸保全の強化と気候変動対策を支援するという台湾の決意を具体的に示した。
 
このほか台湾は、米国、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどが共同出資する国際海底通信ケーブル「ツバル・ヴァカ・ケーブル」の敷設計画にも参加。2024年11月に陸揚げ工事が行われた。台湾は「栄邦計画」(国交樹立国との協力を強化し、共に繁栄を目指す国際協力の枠組みのこと)の旗艦プロジェクトの一つ「信頼できるネットワークとデジタル・ガバナンスの構築」に基づき、ツバルの対外通信能力とデジタル・レジリエンスの向上を支援している。今後も台湾はツバルのサイバーセキュリティ能力の構築を支援するとともに、外交部が提唱する「RISK Management Initiative on International Undersea Cables」(国際海底ケーブルリスク管理イニシアティブ)」をこの地域で推進し、より強靭な国際海底ケーブルのセーフティ・ネットワークの構築を目指したい考えだ。
 
林部長はこのほか、台湾の財政部を代表して「所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約」に署名したほか、台湾とツバルのスマート農業やスマート医療分野における協力の成果を視察した。今後、台湾企業による対ツバル投資をさらに推奨するとともに、台湾の漁業界が昨年署名された「台湾・ツバル漁業協力の多様化協定」を積極的に活用し、台湾とツバルの多様な漁業協力を深め、外交部が推進する「栄邦計画」に呼応するよう期待している。
 

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