頼清徳総統は、東日本大震災の発生から15年を迎える11日、自身のSNSに台湾華語のメッセージを寄せたほか、日本時間午後2時46分にX(旧Twitter)を更新して日本語のメッセージを発出した。台湾華語の投稿の内容は以下のとおり。
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15年前の今日、甚大な自然災害が私たちの良き隣人・日本を襲いました。地震と津波により大勢の死者、行方不明、負傷者が出ました。私たちは亡くなられた方々を追悼するとともに、これらの災害から教訓を得ようとしています。
困難に直面したその直後に台湾の人々が示した大きな善意を、日本の人々は忘れずにいてくれています。当時台湾では、党派などの立場を超え、公私の区別なく、資金力のある人は資金を、力のある人は力を尽くしました。政府と民間によって結成された救助隊は、地震発生から72時間以内に準備を整え、日本へ向かいました。
困ったとこきの友こそ、真の友と言います。第1列島線に位置する良き友人として、日本もこれまで、台湾で自然災害が発生するたびに、迅速に支援の手を差し伸べてきました。921大地震(1999年)や八八水害(2009年))などの自然災害、さらには新型コロナウイルスによるパンデミックの際も、日本は物資や資金、ワクチンなどを惜しみなく台湾に供与したり、救助隊を迅速に派遣するなどしてくれました。台湾の人々は、日本から受けた恩を深く心に刻んでいます。
私自身も、2016年に台湾南部地震が発生したとき、日本が震災発生のわずか14時間後には予備調査隊を台南に派遣し、救助活動に協力してくれたことを決して忘れません(訳注:頼清徳総統は当時、台南市長だった)。その誠実で、相手の胸を打つような、互いに助け合い、互いに信頼できる友情は、何度となく私たちを感動させてきました。
東日本大震災から15年が経ちました。台湾と日本は同じ地震帯に位置し、深い歴史的なつながりと草の根レベルの強い友情によって結ばれています。今後、これらを基盤として、災害対策、人道支援、社会的強靭性(レジリエンス)などの分野で実質的な協力をさらに深め、互いの関係をより一層発展させ、成長させ、そしてこれからも信頼できる重要なパートナーであり続けらるよう心から願っています。
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なお、Xでは日本語を使用し、「15年前の今日、甚大な災害が日本に多数の死傷者・行方不明者を出しました。同じ地震帯にある台湾と日本は、ことあるごとに手を差し伸べ、信頼を寄せ、助け合ってきました。今後も防災・社会的強靭性等で連携しつつ、共に困難を乗り越え、互いにとって重要なパートナーであり続けたいと願っています」とするメッセージを寄せた。