2026/03/17

Taiwan Today

外交

頼清徳総統、「玉山フォーラム」で訪台の古屋圭司衆議院議員一行と台日関係について意見交換

2026/03/17
頼清徳総統は16日、「玉山フォーラム」で基調講演を行うために台湾を訪れた「日華議員懇談会」会長である古屋圭司衆議院議員とその一行と総統府内で面会し、台日関係について意見交換を行った。頼総統は、半導体産業だけでなく、今後は人工知能(AI)、サイバーセキュリティ、エネルギーなどの重要戦略分野においても日本とのパートナーシップを一層強化し、安全かつ信頼できるサプライチェーンを構築し、地域の経済安全保障と産業の強靭性を高めていきたいと語った。(総統府)
外交部と台湾亜洲交流基金会が共催する第9回「玉山論壇」(玉山フォーラム)が16日と17日の両日、台北市内のホテルで開催されている。北米、ラテンアメリカ、欧州、インド太平洋地域など合計22カ国から70名以上の政治・経済分野のリーダーが集まり、インド太平洋地域の今後のパートナーシップについて議論している。頼清徳総統は16日、「玉山フォーラム」で基調講演を行うために台湾を訪れた「日華議員懇談会」(以下、「日華懇」とする)会長である古屋圭司衆議院議員とその一行と総統府内で面会し、台日関係について意見交換を行った。
 
【頼清徳総統】
「日華懇」会長である古屋圭司衆議院議員のとその一行の訪台を歓迎する。さきほど自分は古屋会長と一緒に第9回「玉山フォーラム」の開幕式に出席した。日本の国会が台湾を支持し、重視する姿勢を示していることを古屋会長が行動で示し、非常に素晴らしい講演を行ってくれたことに感謝したい。
 
古屋会長は長年にわたり「日華懇」を率いて台湾と日本の国会交流を推進し、さまざまな重要な議題について、台湾のために積極的に発言してきた。古屋会長は一貫して、台湾にとって最も堅実で重要な海外の友人である。古屋会長が行ってきた台日関係や地域の平和・安定への寄与は、台湾の人々の心に深く刻まれている。
 
近年中国の権威主義勢力が拡張を続けている。それは台湾への圧力を強めるだけでなく、地域の平和と安定にとって深刻な課題にもなっている。高市早苗首相が率いる日本政府と国会が、国際場裡でたびたび台湾海峡の平和と安定の重要性を表明し、地域の平和や民主主義的価値への揺るぎない支持を示していることに感謝したい。
 
権威主義勢力の拡張に直面する中、台湾の政府は今後8年間で400億米ドル程度を投じる国防特別予算を策定し、台湾の防衛力強化を目指す考えだ。これによって日本やより多くの民主主義のパートナーとの連携を強化し、自由で開かれたインド太平洋を守っていきたいと期待している。
 
台湾と日本は産業方面で高度な補完関係にあり、すでに重要な貿易パートナーとなっている。とりわけ近年は半導体産業の協力で重要なマイルストーンを打ち立てた。今後は人工知能(AI)、サイバーセキュリティ、エネルギーなどの重要戦略分野においてもパートナーシップを一層強化し、安全かつ信頼できるサプライチェーンを構築し、地域の経済安全保障と産業の強靭性を高めていきたい。
 
昨年、台湾と日本の人的往来は延べ800万人を超えた。これからも台日関係を強化させるとともに、双方の人的往来が1,000万人を超えるよう期待している。最後に改めて古屋会長の来訪を歓迎する。台日双方の友好がより深まり、今後も手を携えて協力していけるよう願っている。今回の訪台が順調であることを祈念する。
 
【古屋圭司衆議院議員】
頼清徳総統と会うのは、2025年10月の国慶祝賀式典以来だ。きょう(3/16)の玉山フォーラムで、頼総統の素晴らしい演説を聞くことができて大変光栄だ。5日前、東日本大震災から15年を迎えたが、頼総統の心のこもった追悼メッセージに心から感謝したい。
 
頼総統と日本の高市首相はいずれも、挑戦、投資、強靭な経済、外交の強化といった理念を掲げている。これは、台日首脳の政策の方向性が非常に一致していることを示している。TSMC(台湾積体電路製造)の対日本投資は台日経済協力の新たな象徴となっており、今後も台湾と日本は次世代産業、グリーンエネルギー産業、経済およびエネルギー安全保障、サプライチェーンの強化などの分野で連携を強め、台日経済の強靭性を高めていくことだろう。
 
現在、日本に在住する台湾人は約7万人に達する。日本では昨年、戸籍の「国籍・地域」欄に「台湾」と登録できるようになった。この政策は在日台湾人から非常に歓迎された。日本が台湾の人々のアイデンティティを尊重するとともに、台湾人の人権と尊厳を守ったことを象徴する出来事であった。
 
中国による台湾への圧力は年々強まっている。昨年、高市首相の「台湾有事」発言後、中国は強く反発し、日本に対する圧力も強めた。しかし、この発言は日本政府の従来の立場を継承したものだ。何ら問題はなく、中国の圧力に譲歩する必要もない。その一方で、台湾が日本産食品の輸入に関する規制を「正常化」したことは、日本に対する温かい支持を示すものだった。これに改めて敬意を表したい。
 
台湾海峡を取り巻く情勢がますます厳しさを増す中で、「台湾有事」といった衝突を防ぐため、日本は同じ価値観を共有する国々との協力を強化し、台湾とその民主主義を守り、台湾海峡の平和と安全を維持していきたい。
 
「玉山フォーラム」での基調講演では、日本の自衛隊、台湾軍、そして米軍の楽隊が一緒になって文化交流を行うことを提案した。台湾・米国・日本の三者が協議を深め、平和と友情を象徴するこの交流を共同で推進できるよう期待している。未来と希望を創造することは我々が共通に担う責任である。台湾と日本がこれからも手を携え、さまざまな課題に勇敢に立ち向かいながら協力を深めていけるよう期待している。
 

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