林佳龍外交部長(外務大臣)は7日、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つマーシャル諸島共和国に到着した。まずは建国の父と呼ばれたアマタ・カブア初代大統領の墓前で手を合わせたのち、ヒルダ・C・ハイネ大統領に、頼清徳総統の特使として国書を手渡した。また、ハイネ大統領が催した歓迎レセプションでは、両国の友好関係が末長く続くよう願いを込め、ハイネ大統領と林部長が共に特製のケーキにナイフを入れた。
林部長によると、到着後すぐにアマタ・カブア初代大統領の墓前に献花したのは、現地の伝統を尊重してのことであり、その後国際会議センターに向かい、ハイネ大統領の執務室を訪ね、代表団とマーシャル諸島の閣僚らが見守る中、国書を手渡した。さらに伝統的首長評議会のラニー・カブア議長を訪問し、夜には代表団をあげて、ハイネ大統領が主催する歓迎レセプションに出席した。
林部長は、ハイネ大統領は台湾とマーシャル諸島共和国との揺るぎない友好関係を極めて重視しており、今後もさらに各分野での協力を強化していくことを期待するとの意向を示したと語った。また林部長は、マーシャル諸島共和国政府が、ハイネ大統領のリーダーシップのもと二国間の協力をさらに広範なものとし、両国の人々により多くの福祉をもたらしていると謝意を示すとともに、貿易や投資などの分野で絆をさらに深め、さらなる具体的な成果につながるよう促したいと語った。
このほか林部長は、ハイネ大統領が6日に誕生日を迎えたばかりであったところ、その生まれ年のえとのウサギにちなんで、ウサギをかたどったペンダントを贈ったと述べた。ハイネ大統領からは返礼として、ヤシの木の繊維で編んだ伝統工芸品が贈られた。ハイネ大統領によると、この布は現地の代表的な伝統工芸品のひとつで、かつては衣装として身に着けるものであったという。
林部長はさらに、昨年同国の国会議事堂が火災に見舞われ焼失したが、台湾が米国とともに、新たな国会議事堂の建設に資金協力を行ったことに触れ、ハイネ大統領を訪問したのち、国会のブレンソン・ワセ議長とともに建設中の現場を訪れ、無事完工することを期待していると述べた。