2026/04/28

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長が総統特使としてエスワティニ王国へ、頼総統は動画で祝賀メッセージ寄せる

2026/04/27
中国の圧力を受けて外遊を断念した頼清徳総統は、外交部の林佳龍部長を特使としてエスワティニに派遣した。写真は、多くの国の元首が集まる重要な晩餐会で、ケーキにナイフを入れる国王ムスワティ3世(左から5人目)と外交部の林佳龍部長(左から4人目)。(外交部)
「台湾産業イノベーションパーク」(TIIP)第1期予定地を視察する外交部の林佳龍部長。(写真:外交部)
中国の圧力を受けて外遊を断念した頼清徳総統は、外交部の林佳龍部長を特使としてエスワティニに派遣した。林佳龍部長は25日、エスワティニ王国の国王ムスワティ3世の即位40周年、58歳の誕生日、そして同国独立58周年を祝う一連の記念行事のハイライトである「国際会議センター」(ICC)の開幕式に出席し、中華民国政府を代表して祝意を伝えた。式典では頼清徳総統が事前に収録した祝賀動画も上映された。
 
頼総統は動画の中で、本来は自らエスワティニを訪問して祝意を伝えたかったと述べたうえで、台湾の人々を代表して国王の即位40周年を祝福するとともに、「3つの58」という歴史的な節目――つまり国王の58歳の誕生日、エスワティニ独立58周年、そして中華民国(台湾)とエスワティニの国交樹立58周年――を迎えたことを祝い、これはエスワティニにとって国を挙げた慶事であると同時に、エスワティニと台湾の強固な友好関係を示す最良の証であると強調した。
 
頼総統はまた、国王の卓越した指導のもと、エスワティニがインフラ建設、社会福祉、医療、地域の安定において顕著な成果を挙げていることを高く評価し、台湾とエスワティニがともに発展してきた成果が、両国の強い絆を世界に示していると述べた。さらに、台湾の国際参与に対するエスワティニの揺るぎない支持にも感謝し、中華民国台湾は主権国家であり、「世界における台湾」であると強調。台湾に住む2,300万の人々は国際社会に参加する権利を持っており、いかなる国も台湾の世界貢献を妨げるべきではないとし、台湾は今後も力を強化し、国際社会へ向かって着実に歩んでいきたいと述べた。
 
林佳龍部長は続いて、台湾の工業団地の成功事例を導入した「台湾産業イノベーションパーク」(TIIP)の第1期予定地を訪問し、同国の天然資源・エネルギー大臣であるロンコケラ王子、マンコバ・クマロ商工貿易大臣、Savannah Maziya情報通信・科学技術大臣らとともに、「戦略石油備蓄タンク」やTIIPの進捗報告を受けた。また、台湾企業の代表として南緯実業(TexRay)の林瑞岳董事長がエスワティニ側とTIIP進出に関する投資意向書(LOI)に署名する場にも立ち会い、両国の経済・貿易パートナーシップをさらに深化させた。
 
林佳龍部長は挨拶の中で、2025年4月に特使としてエスワティニを訪問した際、国王ムスワティ3世がシスワティ語の「Nkwe」(迅速に前進する)という言葉を使い、二国間協力への高い期待を示したことを振り返った。そして、「この期待はすでに具体的な成果として現れており、「戦略石油備蓄タンク」の建設が順調に進んでいるだけでなく、TIIP計画も昨年4月の提案以来、約60社の台湾企業が現地視察に訪れるなど大きな進展を見せている。今回さらに複数の台湾企業が正式に投資意向書に署名した。繊維、包装、製薬、光電グリーンエネルギーといった重要分野にまたがる投資が進んでいる。これは『栄邦計画』が台湾企業のグローバル展開とエスワティニの産業高度化のニーズを結びつけ、双方に利益をもたらすという目標をすでに達成していることを意味している」と述べた。
 
これに対してエスワティニ側を代表して挨拶したマンコバ・クマロ商工貿易大臣は、「戦略石油備蓄タンク」と「台湾産業イノベーションパーク」(TIIP)の建設は、エスワティニの経済転換とエネルギー安全保障を推進する重要な国家プロジェクトであり、二国間協力の象徴でもあると述べた。また、今回の投資意向書(LOI)の署名は、双方の協力関係を新たな段階へと引き上げ、同国の産業高度化にさらなるエネルギーを注入するものだとして歓迎した。
 

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