2026/05/14

Taiwan Today

外交

外交部の呉志中政務次長、仏『ル・モンド』のインタビューに台湾海峡の平和と安定の重要性訴え

2026/05/05
外交部の呉志中政務次長(副大臣)はフランスの主要日刊紙『ル・モンド』のインタビューに対し、台湾がグローバルサプライチェーン、地域の安全保障、民主主義のパートナーとの協力において重要な地位を占めていることを強調したほか、台湾海峡の平和と安定の維持は台湾の安全にとどまらず、すでに国際社会全体の共通利益になっていると明確に指摘した。(外交部)
フランスの主要日刊紙『ル・モンド』のインタビューに応じる外交部の呉志中政務次長(副大臣)。(写真:外交部)
外交部の呉志中政務次長(副大臣)は4月23日、フランスの主要日刊紙『ル・モンド』のインタビューに応じた。その内容が5月3日付けの同紙に掲載された。呉政務次長は、台湾がグローバルサプライチェーン、地域の安全保障、民主主義のパートナーとの協力において重要な地位を占めていることを強調したほか、台湾海峡の平和と安定の維持は台湾の安全にとどまらず、すでに国際社会全体の共通利益になっていると明確に指摘した。呉次長の発言の概要は以下のとおり。
 
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中国が台湾の国際空間を圧迫し続けている。しかし、中国の圧力が台湾のグローバル戦略における重要性を変えることはできない。なぜなら台湾は世界の半導体やハイテク分野のサプライチェーンで重要な役割を担っているだけでなく、経済方面でも優れた成果を上げ続け、さらには「Taiwan can help」の精神のもと、信頼できる責任あるパートナーとして行動しているからだ。これは、近年軍事圧力を強める中国とは鮮明な対比をなしている。
 
台湾海峡は世界の海上輸送における重要な航路であり、その平和と安定は国際貿易およびサプライチェーンの安全と直結している。それゆえ台湾と近い理念を持つ国々は近年、航行の自由や地域の安定の重要性を具体的な行動で示している。これは、台湾海峡の平和を維持することが、すでに国際的な共通認識となっていることを示している。
 
中華民国台湾が主権独立国家であり、そこで民主主義による統治が行われていることは客観的な現実である。中国が主張するいわゆる「統一」や政治的枠組みを受け入れれば、中国側のナラティブに取り込まれ、台湾の主権が損なわれるだろう。そのため台湾は、いかなる一方的な現状変更にも反対するのだ。
 
中国は近年、台湾に対する軍事的威嚇を強めている。昨年は中国機や艦艇による台湾周辺での活動や台湾の防空識別圏(ADIZ)への侵入が延べ5,000回を超えた。例えば最近では、台湾の総統が国交を持つ国を訪問するといったようなことにさえ北京が圧力をかけた。こうした動きは国際社会の強い関心を集めている。台湾は今後も現状維持と自衛力強化に努めるとともに、中国が武力や威圧によって一方的に現状変更することを国際社会が容認しないよう呼びかけていきたい。
 
また、台湾は米国にとっても、戦略的あるいは経済的に極めて重要な存在となっている。とりわけハイテク産業のサプライチェーンにおいて不可欠な役割を果たしている。もしこうした重要ま技術が中国に掌握されることがあれば、世界の産業発展および国際社会の安全保障に深刻な衝撃を与えることだろう。
 
 

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