2026/05/13

Taiwan Today

外交

グローバル協力訓練枠組み(GCTF)ワークショップ、バチカンとスイスでそれぞれ開催

2026/05/11
外交部は4日と5日にバチカンで、7日と8日にスイスでそれぞれグローバル協力訓練枠組み(GCTF)のワークショップを開催した。GCTFとは台湾・米国・日本・オーストラリア・カナダがフルメンバーで参加する国際協力のプラットフォーム。台湾が持つ実務経験や技術、専門知識を国際社会と共有し、近い理念を持つパートナーと協力して共通課題の解決図るため、さまざまなテーマを掲げてワークショップを開催している。写真はバチカンで開催されたワークショップの様子。(外交部)
写真はスイスで開催されたワークショップの様子。(写真:外交部)
外交部は4日と5日にバチカンで、7日と8日にスイスでそれぞれグローバル協力訓練枠組み(GCTF)のワークショップを開催した。GCTFとは台湾・米国・日本・オーストラリア・カナダがフルメンバーで参加する国際協力のプラットフォーム。台湾が持つ実務経験や技術、専門知識を国際社会と共有し、近い理念を持つパートナーと協力して共通課題の解決図るため、さまざまなテーマを掲げてワークショップを開催している。
 
【バチカン】
4日と5日にバチカンで開催されたワークショップは、ローマ教皇レオ14世が人工知能(AI)の倫理問題を重視していることに呼応し、在バチカン中華民国(台湾)大使館と在バチカン米国大使館が「人工知能と職業の未来」(AI and the Future of Work」をテーマに共同開催したもの。教皇庁立グレゴリアン大学で開催された。
 
賀忠義在バチカン大使は、「台湾は強固な科学技術の実力を備えながら、世界のAI産業の発展において多方面の利害関係者(ステークホルダー)間の対話を積極的に促進し、技術革新と倫理的発展の両立を目指している」と述べた。
 
また、ブライアン・バーチ在バチカン米国大使は、AIがもたらす機会と課題に直面する中で、分野横断的な対話と国際協力が当面の急務だと強調した。さらに、バチカン市国委員会議長を務めるラファエラ・ペトリーニ修道女は基調講演で、「未来の職業において重要なのは機械そのものではなく、人間の道徳的選択である」と述べ、責任と教育を基盤とする人間と機械のパートナーシップ構築を呼びかけた。
 
今回のワークショップには、産官学各界の代表が参加した。台湾からは数位発展部数位産業署の林俊秀署長や、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の技術責任者である張嘉淵氏が出席した。また、OpenAI、マイクロソフト、Google DeepMind、UNDP(国連開発計画)の専門家を含め合計200人以上が参加し、AI倫理とガバナンス問題に対する国際社会の高い関心が示された。
 
【スイス】
7日と8日にスイスの首都ベルンで開催されたワークショップは、台北駐スイス文化経済代表団(スイスにおける中華民国大使館に相当)と在スイス米国大使館が共催したもので、同じくAI産業の発展をテーマにしたもの。AI発展の趨勢、ガバナンス、国際協力に焦点を当て、新興技術発展に伴う協力機会とリスク管理について議論が行われた。
 
開幕式では台湾の王思為駐スイス代表が、AIは人類の学習、労働、ガバナンスのあり方を大きく変えつつあり、各国は「人間中心」の原則を堅持しながら、能力構築と部門横断的な協力を強化すべきだと述べた。また、台湾は高度に発展したハイテク産業の基盤を持ち、AIの安全性および倫理に関する研究に注力しているとした上で、開かれた民主主義の強みを活かしながら、国際社会とともにデジタル時代の繁栄と安定を守っていく考えを示した。
 
スイスで開催されたワークショップには、台湾、米国、スイス、英国、オーストラリア、カナダ、日本などの政府関係者やサイバーセキュリティ専門家が参加したほか、各国の在スイス外交使節、スイス政府関係者、学術界、メディア代表など計80人以上が出席した。議題は、各国のAI発展、サプライチェーンの強靭性とサイバーセキュリティの維持、さらに医療分野などにおけるAIの機会と課題などに及んだ。
 

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