呉政務次長はこのレセプションで、近年台湾と欧州の関係は著しく発展しており、欧州各国による台湾支持の声も大きくなっていると述べた。また、蕭美琴副総統が2025年11月に「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」がブリュッセルで行った年次総会に招待され、台湾の副元首として初めて欧州議会で演説を行ったこと、さらに自身も先日、欧州議会「安全保障・防衛委員会」(Committee on Security and Defense, SEDE)の招きを受けてその定例会に出席して台湾海峡情勢について演説したことなどは、いずれも台欧関係発展の重要な節目と言えると強調した。
さらに呉政務次長は、台湾の経済力はいま世界上位20位圏内に入っており、とりわけ世界の経済・貿易およびハイテク産業のサプライチェーン(供給網)において重要な役割を担っていると指摘。しかし、(これをけん引する)台湾半導体産業の成功は単独で成し遂げられたものではなく、オランダ、フランス、ドイツなど欧州の重要なパートナーとの協力があってこその成果だと述べた。また、台湾は今後も欧州諸国と連携し、民主主義と平和を守りながら、台欧間の実質的関係をさらに強化し、ともに世界への貢献を進めていきたいと期待を示した。
招聘者を代表して挨拶の言葉を述べたフランスのイヴォワ=ル=マロン市の市長を務めるニルス・オーカント(Nils Aucante)氏は、過去にジャーナリストとしてハイチやグアテマラなどで取材活動を行った経験があり、その中で台湾による国際協力や国際参与の成功事例に触れたと述べ、これらの国々では重大な災害が発生するたび、台湾が常にまっさきに支援の手を差し伸べており、その揺るぎない姿勢に深い感銘を受けたと語った。
オーカント氏はまた、今回の訪台の主要な目的の一つは、台湾が複雑な国際情勢の中でいかにして民主主義のレジリエンスを強化し、近い理念を持つパートナーとの結束を深めているかを理解することであると述べた。そして、将来的に招聘団のメンバーが台湾と欧州の政治ネットワークを結ぶ重要な架け橋となり、それがより多くの分野における台欧交流の促進につながるよう期待を寄せた。