開会式には3者を代表して在ベリーズ中華民国大使館の紀欽耀大使、在ベリーズ米国大使館のキャサリン・ビーマー臨時代理大使、それにベリーズ経済改革省のオズモンド・マルティネス国務大臣が出席した。紀大使は挨拶の中で、AIの急速な発展に伴いサイバー攻撃の手法が一層高度化・複雑化していると指摘。台湾は今後も米国やベリーズをはじめとする近い理念を持つ国々との連携を強化し、安全で開かれ、かつ強靱性を備えたデジタル環境の構築を共に推進していきたいと述べた。
このワークショップには、台湾および米国のサイバーセキュリティ専門家に加え、ベリーズ政府のサイバーセキュリティ担当官や産官学各界の代表者約150名が参加し、ネットワークおよび重要インフラのサイバーセキュリティを中心に議論した。台湾からは、国立政治大学資訊科学系(情報科学科)の左瑞麟教授およびAI による自動化技術を専門とする台湾のサイバーセキュリティ企業、奥義智慧(CyCraft、サイクラフト)のサイバーセキュリティ部門責任者である陳仲寬博士が、AIを活用したサイバーセキュリティに関する台湾の実務経験や先進的な取り組みを紹介し、デジタル安全保障分野における3者の協力を促進した。
グローバル協力訓練枠組み(GCTF)は2015年の設立以来、台湾と近い理念を持つ国々との協力を促進し、能力構築を進めるための重要なプラットフォームとなっている。今年に入ってから、中米グアテマラに続き、ベリーズでもサイバーセキュリティをテーマとするワークショップを開催した。中華民国台湾はグアテマラ及びベリーズと正式な外交関係を持つ。こうした活動は、中南米地域の国交樹立国のサイバーセキュリティの強靱性やデジタル・ガバナンス能力の向上を継続的に支援するという台湾のコミットメントを示すものである。