頼総統は、ビストルチル上院議長がコロナ禍の2020年に、中国の圧力を恐れることなく台湾訪問を敢行したことを振り返り、ビストルチル議長が立法院(国会)でのスピーチで「私は台湾人である」と発言したことは台湾の人々を深く感動させ、世界に対して民主主義の勇気、連帯の力、そして自由を守ってきたチェコの人々の偉大な伝統が示されたと述べた。そして、中華民国台湾を代表して「特種大綬卿雲勲章」を授与するのは、ビストルチル議長の長年にわたる台湾への揺るぎない支持、台湾とチェコの関係への寄与、そして世界の民主主義を守るという力強い姿勢などを顕彰するためのものだと説明した。
これに対してビストルチル議長は、「特種大綬卿雲勲章」の授与を受けたことを大変光栄に思うと述べた上で、これはチェコ上院に対する評価でもあると語った。ビストルチル議長によると、チェコ上院は2020年および2024年にいずれも圧倒的多数で、ビストルチル氏が上院議長の身分で台湾を訪問することを「支持する」決議が行われ、台湾とチェコの関係発展にかける政治的決意と勇気が示された。ビストルチル議長はまた、チーム、家族、友人、そして故ヤロスラフ・クベラ前上院議長(2020年逝去)らの支援と導きに感謝し、「特種大綬卿雲勲章」授与の栄誉は個人の功績に帰すものではないと述べた。
また、頼清徳総統の就任2周年の演説原稿を読んだというビストルチル議長は、台湾とチェコが共通の価値観を持ち、似たような立場にあることを改めて強く感じたと指摘。現在の国際秩序は法の支配と自由が脅かされており、各国がレジリエンスを高め、民主主義と自由を守る必要があるが、そのためには近い理念を持つ盟友の存在が不可欠であると強調した。そして、台湾との友好と信頼、ならびに今回の訪台と叙勲に感謝すると述べた。