蕭美琴副総統は6日から10日にかけ、国交樹立国のパラオを公式訪問。スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領ら同国のリーダーを訪問し、パラオとの友好強化に努めるとともに、同国の持続可能な観光資源や、医療・衛生、農漁業、インフラなどの各分野での両国の協力の成果を視察し、これまでの関係を基盤にさらなる協力を多分野で展開することを目指す。
蕭副総統は7日、ユネスコ世界遺産に登録されている南ラグーンのロックアイランドなどを訪問。ウィップス大統領自らの案内で、ダイビングスポット「ビッグドロップオフ」など「神の水族館」と呼ばれる、同国の海を中心とした自然の美を体験した。
蕭副総統はペリリュー州で取材に応じ、パラオの美しさを目の当たりにし、この素晴らしい景色をより多くの台湾の人々と分かち合いたいというパラオの人々の期待を実感したと述べるとともに、海に囲まれた島の人々は心が広く非常に友好的であり、台湾とパラオの両国民には多くの共通点があると語った。シュノーケリングについて、色彩豊かなサンゴ礁や多種多様な魚の群れなど素晴らしい体験だったとし、より多くの台湾の人々がパラオを訪れ、旅を楽しんでほしいと期待を寄せた。また、海の生態にも詳しいウィップス大統領が岩の間に隠れているウミガメや海底で休んでいるサメを瞬時に見つけて紹介してくれたエピソードを明かし、これほどプロフェッショナルなガイドを受けられたことは非常に幸運だったと述べた。
また戦争記念博物館では太平洋戦争で日米により戦場となった歴史にも触れ、80数年前の戦争は多くの歴史の教訓をもたらし、今や日米はインド太平洋地域の重要なパートナーとなっており、各国の人々が平和の中安心して暮らせると述べた。さらにクニオ・ナカムラ元大統領の墓前では追悼を捧げた。視察には林静儀衛生福利部政務次長(副大臣)、葛葆萱外交部常務次長(次官)、陳剛毅駐パラオ大使に加え日本の笠原謙一駐パラオ大使も同行した。
7日夜にウィップス大統領が主催する歓迎レセプションに出席した蕭副総統は、パラオの政府と人々が、常に台湾に寄り添い続けてくれていることに謝意を示した。また、今回の訪問には「両国国民の友情の深化」「台湾の人々によるパラオ訪問の促進」「台湾とパラオの協力成果の現地視察」という3つの任務があると指摘、台湾とパラオは民主主義と自由に対し共通のコミットメントと価値観を有し、また共に自然環境の保護も重視しているとし、台湾とパラオの国交が末永く続き、両国の協力関係が時代とともに進歩し、日々強固なものとなるよう期待を寄せた。