2026/06/12

Taiwan Today

外交

蕭副総統がパラオにおける台湾医療団などの成果を視察「台湾は世界のForce for Good」

2026/06/10
蕭副総統(中央)は、パラオ国立養殖センターなどを訪れ、公式訪問の締めくくりとして、台湾は世界における「善の力(Force for Good)」として、外交を通じソフトパワーと技術をもって国交樹立国の持続可能な発展を支援し、現地の人々のニーズに応え、ともに繁栄し発展していくものであると語った。(総統府)
中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ友好国、パラオ共和国を公式訪問中の蕭美琴副総統は、9日午前、同国マラカル島開発計画の実施状況を視察したほか、パラオ国立養殖センターおよびシャコガイ生態復元センターを訪問した。

蕭副総統はロングアイランド・パークに到着すると、まず台湾の建設コンサルタント会社から開発計画のビジョンおよびマラカル島についての説明を受けた。その上で、パラオの人的資源・文化・観光・開発省のニライベラス・メトゥール大臣およびコロール州のエヨス・ルディーム知事の案内のもとでロングアイランド・パーク内を視察し、現地住民や観光客の利用に供するレクリエーション施設の開発を台湾がどのように支援しているかについて理解を深めた。

続いて、蕭副総統らはパラオ国立養殖センターおよびシャコガイ生態復元センターを訪れ、アイゴの稚魚エリア、親魚エリア、ナマコ親池、サバヒー(ミルクフィッシュ)親魚池などをそれぞれ視察。同時に、技術団からサバヒー養殖計画についての説明を受け、サバヒーの池で餌やりを体験した。シャコガイ生態復元センターに移動し、パラオ漁業局からシャコガイの生態復元の状況について説明を受け、持続可能な漁業という目標を達成するためにパラオが水産養殖分野で取り組んできた成果を確認した。

蕭副総統は、視察日程の最後にメディアの取材に応じ、今回のパラオ訪問における任務の一つは、台湾とパラオが緊密な協力を通じて推進してきた成果を把握し、見届けることであるとした上で、ロングアイランド・パークでの台湾の建設コンサルチームによる関連計画の説明に関連し、今後も現地住民と対話を続け、各プロジェクトが地域住民のニーズに合致するよう取り組み、パラオが海の景色で観光客を魅了するだけでなく、陸上施設の建設によって新たな見どころ創出することを期待していると語った。

蕭副総統は、パラオ国立養殖センターおよびシャコガイ生態復元センターも台湾とパラオの協力の重点であると言及し、台湾の技術団が過去数年間にわたりここでサバヒーなどの食用魚種を養殖してきたことが、地域経済の発展に寄与していると述べた。パラオは海洋保全を非常に重視しているため、食用魚の供給面において、養殖産業の普及はかねてより重要な発展方針でもある。また、前日スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領からも、国家発展のビジョンと計画について直接説明があり、養殖産業の普及もこれに含まれていたと明かした。サバヒーを例に挙げると、食用魚種としての利用だけでなく、マグロ漁の生き餌としての活用も期待されており、今後も台湾の専門的な技術団により、パラオの生態系に配慮しつつ経済的なニーズにも合致する産業モデルを持続的に発展させていく支援を進める方針であるとした。

続くパラオ国家病院の訪問について、蕭副総統は、医療協力は常に台湾とパラオの協力における重要な分野であると指摘。特にパラオと台湾はともに人材不足という課題に直面しており、衛生福利部の林静儀政務次長(副大臣)も過去に何度もパラオを訪れて医療ニーズを把握している。ここ数年、衛生福利部と外交部の努力のもと、パラオ側へのデジタル医療の新技術の導入、遠隔医療などの関連デジタルインフラの整備、および検査能力の向上を継続的に支援しており、技術団であれ医療団であれ、台湾とパラオの間の協力は現地の人々に具体的な貢献をもたらしており、今後も継続して努力していくことがうかがえるとしている。

蕭副総統は、台湾は世界における「善の力(Force for Good)」として、外交を通じソフトパワーと技術をもって国交樹立国の持続可能な発展を支援し、現地の人々のニーズに応え、ともに繁栄し発展していくものであるとし、すべての台湾人がこれを誇りに思うことを信じており、これこそが今回の公式訪問の重点であると締めくくった。

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