23日に行われた開幕式には頼清徳総統も出席し、トランスナショナル・リプレッションは世界共通の深刻な課題であり、権威主義体制は新興技術や情報操作を通じて民主制度を脅かしていると指摘した。頼総統はまた、台湾は今後も「予防」、「保護」、「制裁」の3つの方面から対応策を強化し、被害者支援と保護を強化するとともに、欧州連合(EU)やその他の近い理念を持つ国々との連携により、民主主義、自由、そして普遍的価値の擁護に取り組んでいきたいと述べた。
カナダ駐台北貿易弁事処のマリー・ルイーズ・ハナン代表(カナダ大使に相当)は、台湾の民主主義の強靱性と市民参加の成果を高く評価し、民主主義諸国が連携と交流を一層強化し、トランスナショナル・リプレッションや新興技術がもたらす課題に一丸となって対処すべきだと呼びかけた。
このワークショップは人工知能(AI)、ディープフェイク(deepfakes)、スパイウェアなど新興技術の悪用によるリスクや、偽情報および認知戦が民主社会に与える影響に焦点を当てたもの。また、事例の共有やシミュレーション演習を通じて、トランスナショナル・リプレッションに対する各国の予防・識別・対応能力の向上を図り、民主社会のレジリエンス(強靱性)をさらに高めることを目指す。
GCTFは2015年以降、100回を超える国際ワークショップを開催し、近い理念を持つ国や地域にとって協力と交流を深めるための重要なプラットフォームとなっている。台湾は今後もGCTFを通じて国際協力を深化させ、世界のパートナーと一丸となって、トランスナショナル・リプレッションや新興技術がもたらす課題に取り組み、民主主義と自由、そして地域の平和と安定の維持に貢献していく方針だ。