2026/07/01

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長、ポーランドとイタリア外遊を終えて帰国

2026/06/29
外交部の林佳龍部長(外相)は6月21日から26日まで、経済・貿易視察団を率いてポーランドとイタリアを訪問。政府と産業界が一丸となって欧州市場開拓とグローバル・サプライチェーンの強化を進めるという台湾の決意を示した。写真はイタリアで開催された「サプライチェーン強靱化交流会」で挨拶をする林佳龍部長。(外交部)
台湾とイタリアの「ビジネス交流会」の様子。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は6月21日から26日まで、経済・貿易視察団を率いてポーランドとイタリアを訪問した。視察団には、工業技術研究院(ITRI)、中華民国全国工業総会、台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)、中華民国国際経済合作協会、中華民国全国創新創業総会のほか、スマート交通、スマートビルディング、情報通信、エネルギーなどの分野から経営者等20名以上が参加。政府と産業界が一丸となって欧州市場開拓とグローバル・サプライチェーンの強化を進めるという台湾の決意を示す訪問となった。
 
■台湾&イタリア「サプライチェーン強靱化交流会」および「ビジネス交流会」
訪問団一行はまず、ポーランドの首都ワルシャワで開催された「2026台湾エキスポin欧州」に出席した。同エキスポが24日に終了すると、翌25日にイタリアを訪問。ロンバルディア州議会がコンフィンドゥストリア(イタリア経団連)と協力して開催した台湾とイタリアの「サプライチェーン強靱化交流会」および「ビジネス交流会」に参加した。両イベントには、台湾とイタリアの政界・財界および産業界から約100名が参加し、半導体、情報通信、先端製造などの重点分野を中心に交流を行った。台湾の外交部長が大規模な産業代表団を率いてロンバルディア州議会でビジネス交流活動を展開したのはこれが初めてであり、台湾とポーランド、イタリアとの経済・貿易協力およびビジネスマッチングを一層促進する機会となった。
 
また、これらのイベントの中で、工業技術研究院(ITRI)は、イタリアの半導体回路設計の財団法人「Chips-IT財団」と半導体サプライチェーン分野での協力について意見交換を行い、台湾とイタリアの産業連携をさらに深化させるとともに、科学技術イノベーションおよび先端製造分野における協力機会の拡大を図った。
 
■台湾&イタリア交流晩餐会
林部長は25日夜、イタリアの政界・財界関係者約50名を招いた台湾・イタリア交流晩餐会を主催した。晩餐会にはロンバルディア州議会「生産活動・教育・職業訓練・雇用委員会」委員長のマルチェッロ・マリア・ヴェントゥーラ氏、ロンバルディア州議会の親台湾議員連盟の代表を務めるイヴァン・ロータ議員、ジュリオ・ガッレーラ議員、ジョヴァンニ・フランチェスコ・マランキーニ議員、ディエゴ・インヴェルニッツィ議員、ピエモンテ州議会のドメニコ・ロッシ議員、ダニエレ・ヴァッレ議員、ならびにロンバルディア工業連盟のジュゼッペ・パジーニ会長らが参加した。
 
■イタリアにある台湾系企業を視察
林部長はイタリア滞在期間中、経済・貿易視察団とともに、台湾を代表する機械要素部品メーカーである上銀科技(ハイウィン)の現地子会社、環球晶圓(グローバルウェーハズ)の現地子会社「MEMC Electronics Materials S.p.A.」、それに台湾セメントの子会社「NHOA Energy」を視察し、台湾企業による現地での投資展開と運営状況を確認した。ミラノ都市圏はイタリア有数の工業集積地であり、台湾企業は長年にわたり北イタリアに深く根を下ろし、地域のサプライチェーンの発展と投資を通じた協力を継続的に牽引してきた。これは、台湾企業による欧州市場展開の成果を十分に示すものである。
 
■クレモナ・ヴァイオリン博物館
林部長はほかに、クレモナ市のレオナルド・ヴィルジリオ市長、ロンバルディア州議会親台湾議員連盟の議員ら、およびクレモナ・ヴァイオリン博物館のヴァージニア・ヴィッラ館長の案内の下、世界的に名高いクレモナ・ヴァイオリン博物館を訪れ、イタリアの伝統的な弦楽器製作技術と音楽文化への理解を深めるとともに、台湾とイタリアの文化交流を促進した。
 
クレモナ・ヴァイオリン博物館は2013年、台南市の奇美博物館が収蔵するイタリア製の歴史的価値を持つ弦楽器22点を借り受けてクレモナで展示したことがある。これは当時、台湾とイタリアの文化交流を象徴する一大イベントとなった。林部長はこのことを踏まえ、同博物館に対して、今後も台湾とのさらなる協力の可能性を積極的に模索して欲しいと期待を寄せた。
 

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