台湾やイタリアの若い学生や起業家らと懇談する蔡英文前総統。(写真:外交部)
今回の「グローバル・ウィメン・リーダーズ・サミット」には、世界各地から現職あるいは現職を退いた女性指導者が集まった。また、次世代を担う政治・市民リーダーが一堂に会し、世代を超えた交流と経験共有の場が設けられた。参加者は、デジタルテクノロジー、人工知能(AI)、気候変動、国際秩序といったグローバルな課題について踏み込んだ意見交換を行うとともに、集団行動を通じて、女性のリーダーシップをいかに発揮し、安全かつ信頼できるデジタル社会の未来を築いていくかについて議論した。蔡前総統は国際社会でも良好なイメージが持たれており、そのイタリア訪問は台湾と各国の指導者との友好な交流を一層強化するとともに、民主主義国である台湾の国際的な認知度向上に寄与し、外交上大きな意義を有するものであった。
蔡前総統はまた、ローマを訪れてイタリア上下両院の与野党議員らと会談したほか、元老院(上院)のジャン・マルコ・チェンティナイオ副議長やイタリア国会の親台湾議員連盟代表を務めるルチオ・マラン上院議員の案内のもと、イタリア上院の議事堂であるマダーマ宮殿を視察した。さらに、ローマのサピエンツァ大学やシエナ大学の教授、シンクタンク「国際問題研究所」(IAI)の研究者らと、サプライチェーンの安全保障、台湾・欧州関係、台湾海峡情勢などをテーマに意見交換を行った。台湾とイタリアの若い学生たちや起業家らとも懇談し、自身の海外留学経験や台湾文化を海外へ発信してきた経験について語り合った。