頼清徳総統は、『台湾漫遊録』の翻訳版が日本翻訳大賞、全米図書賞、そして英国「国際ブッカー賞」と短期間のうちに3つの賞を獲得したことは、「サッカーW杯でのメッシのハットトリックに匹敵する快挙ではないか」と語り、台湾文学が世界で読み継がれ、理解され、高く評価されていることを示す最良の事例だと評価した。
さらに頼総統は、楊双子さんの文章は、まるで声優が巧みに声色を使い分けるかのような書き方であり、「国際ブッカー賞」の授賞式で楊双子さんが語った「台湾人として生まれたことは私にとって幸運なことであり、台湾の作家としてここに立てることは私の誇りだ」と語ったことに自分は深く感動したと述べた。
頼総統はまた、昨年、「今後30年以内に台湾から物理学、化学、医学の3分野で少なくとも3人のノーベル賞受賞者を輩出する」という目標を掲げたことを振り返り、台湾文学にも無限の可能性があり、文学界の世界最高の栄誉を目指せるはずであり、それは政府と創作者が共に目指すべき目標だと強調した。
頼総統は続けて、今後も政府は「台湾に根を下ろし、世界を視野に入れ、世界へ発信する」という戦略の下、文化予算を引き続き拡充していくと表明。作家の育成や執筆支援の仕組みをさらに充実させるとともに、海外の主要な文学賞について明確な奨励金制度を整備するほか、新たな奨励措置も導入し、将来的には海外の重要な文学賞を受賞した場合、作者だけでなく、翻訳者に対しても次回作のための助成を行う考えを示した。
頼総統はさらに、外国語翻訳・出版の「ナショナルチーム」を結成し、「文学交流」と「文化外交」を一層強化することで、台湾の文学と文化が半導体産業と同じように、国際社会でかけがえのない存在となるよう期待すると述べた。
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頼総統、楊双子さん、英訳者の翎さん、春山出版の荘瑞琳編集長は一つのテーブルを囲み、『台湾漫遊録』にも登場する肉燥飯(肉そぼろご飯)、涼拌龍鬚菜(ハヤトウリの新芽の和え物)、麻薏湯(黄麻の若葉を揉んで粘り気を出し、サツマイモやシラスなどと一緒に煮込んだスープ)、蒸芋丸(豚ひき肉、干しエビ、しいたけなどの具を丸く成形し、タロイモを刻んだりすりつぶしたりして作った生地で包んで蒸したもの)、鹹蛋糕(蒸しカステラのような生地に、豚肉のでんぶ、マヨネーズ、ネギなどを挟んだ甘じょっぱい軽食)などの台湾の庶民料理を楽しんだあと、中華文化総会の隔月雑誌『新活水』の黄麗群編集長の案内の下、海外で翻訳された台湾文学に関するミニ展示を参観した。